柏崎市第4次総合計画

2006.04.30 風の戯言

 柏崎市第4次総合計画 市民会議の副会長を務めることになった。
 吉田新潟産業大学学長の会長辞任による後継人事で関矢副会長が会長に就任し、逃げ遅れた私が副会長になった、と言うことです。こういうのは嫌いなんだけれどね。
 副会長の役どころとしては和やかな議論の場を作ること、そんなとこかな。和を以って貴しとなす。その上で真摯な議論をする。自分の役割をそんなところにおいている。

 総合計画は第3次長期計画を受けたもので2007年から今後10年の柏崎の新しい町づくりの基本になる。
 行政における長期計画の位置づけとしてはこの計画に盛られていない事項については策定不能になる、と聞いている。だから計画としては予測される行政需要を満遍なく掲載するということになり、「選択と集中」的な議論は出来なく総花的な文言で飾られることになる。
 しかしバブルが弾け、国家財政は危機的な状況になり、地方の税収も期待できなくなった現在、地方都市の長期計画は行財政改革を中心としたものにならざるを得ない。
 また議論の中心に位置すべきは「自助自立」の意識改革だろう。他者に支援を期待するのはこの町がどう生きていくのかと言う前向きの議論を呼び起こさない。過去がどうであったかは問題ではなく、未来とどう対面してゆくのか、未来をどう生きるか、と言うことが一番大切なことである。

 長計は重い問題だが、面白そうだ。

運用の妙は一心に存す

2006.04.26 風の戯言


 「運用の妙は一心に存す」
 宋の岳飛の言葉だそうです。

 事業を成功させる為には状況に応じた政策を定め、その目的達成のために運用ルールとして制度が必要になる。
 しかし、如何に優れた政策・制度であってもそれが実行されなければ、自動的に成果を実現するわけではない。
 書き物にした制度など死物であって、リーダーの深い考え次第で結果は大きく違ってくる。物事は人の心が動かしていることを忘れてはならない、と言うことか。
 「人」の本質に迫る努力を積み重ねることが大切なのかもしれない。

 これはメモ書きです。

桜満開

2006.04.25 風の戯言


 御免なすって、
 遅まきながらご当地桜満開にござる。

 中鯖石コミュニティの桜がご覧のとおり満開だ、ど。
 いやいや、やっと春になったって按配だど!

 もう連休だもんな。
 今年も季節感が半月ほどずれてしまった、ど。

健康優良爺

2006.04.24 風の戯言


 最近、体調がいい。
 朝4時まで飲んでいたり、夜の明けるまでパソコンに向かっていても以前のようにへたばらない。64歳と言う年齢を考えると無理は出来ないのだが若者のような活動が出来るとつい嬉しくなってしまう。
 絶好調の原因は幾つかの健康法と「健康イナバウワー」と名づけた背筋の圧縮法だろうか。机に向かう機会が多くなり生来の猫背に磨きがかかってしまつた。肩こりが酷く、身体も頭も重い。マッサージにかかれば馬の背のように硬く、処置なしと嘆く。
 「健康イナバウワー」は両足を外側に開き、荒川静香のイメージで反り返る。最初、息が出来ないほど痛いけれど、硬さが次第に解れ、身体が軽くなる。背中に走る血管と経絡が刺激されるせいなのかもしれない。

 健康、はいい。不健康な楽しみは健康でなくては楽しめない。歩くことが基本、なんだろう。

沖縄の夜

2006.04.23 風の戯言


 沖縄に旅をしてきた。
 今年2回目になる。今回はある仲間の懇親を目的とした観光旅行で、いい旅だった。
 旅の楽しみの一つに酒精度の上がった体を揉み解してもらうマッサージがある。観光地のマッサージは大抵おざなりのことが多いのだけれど、Aさんは本当に上手で身体の芯がほぐれるのがわかった。
 彼女らにその土地のことを聞くのも楽しみで、ディナークルージングの時の沖縄の人たちの明るさ、歌手の誘いに沖縄民謡に併せて囃し踊り船内が一つになって極上の時間が過ぎていったその楽しさと羨ましさを話した。でも、あの明るさは沖縄の現実を考えると複雑なものがあるよね、とも。

 地政学的に言えばハートランド、現実的にはユーラシア大陸の中心部分に存在する中国やロシアの膨張はいつも周辺国家の脅威であったし、現代では冷戦前も冷戦後もアメリカと言う国の世界戦略の中でハートランドの膨張を押さえ込む最前線としての日本列島があり最重要な基地としての沖縄がある。
 世界政治の現実というのは太平洋戦争の沖縄戦であり、広島・長崎の原爆であり、東京空襲でありそしてベトナムでありイラクである。つまり人の日常性や生命の躊躇なき抹殺である。何のために?

 彼女は沖縄が平和のために存在するならそれはそれでいい。ただ此処から飛び立っていったB25爆撃機がベトナムの殺戮に参加し、前線から返ってくるものは冷凍された兵士達の死体だったとき、私達はその現実をどう捉えればいいのかと呟く。とても悲しい、と。

 沖縄の音楽は明るい。
 現実を直視しきれない葛藤、言葉したらウソのなる、一瞬でもそれが共感できたらそれだけで幸せなことかもしれない。それがどれほどの価値があるのかと問われれば口篭ってしまうのだが・・・。

 写真は宜野湾市役所屋上から普天間基地を望む。グランドの先が戦闘機の飛行場。