山本七平「日本人と原子力」

2023.01.05 風の戯言

「どうして今!」叫びたくなる本に出合った。
山本七平「日本人と原子力」 昭和51年初版本 こんな本が手元にあったなんて・・・
読んだ形跡はあるけれど、何も覚えていない–例のパターンの古い本

事の顛末はこうだ。
古い本棚から山本七平の「日本人と原子力」が出てきて、読み始めたら目から鱗です。
半世紀も前、今の状況を歴史的な視点で見ていることに驚きです。
「「原子力への恐怖」は日本を支配し、その支配が別の不幸をもたらしたからである。そして後世に及ぼした「不幸の度合い」は後者の方がはるかに大きかったのだが、その時代の日本人はそう考えなかった。同時代とは常にそういったものなのだが、歴史的判断に欠け、過去の体験を忘却した上で、それを現時点に適合するように情動的に再構成して把握する日本的性格はこれを甚だしくした・・・・」
はじめに、に書かれた一節です。明治の初めにランプと電信線の、その時代の笑えない事例を引いています。

「原子力は絶対に安全なのか?」
「絶対安全とは、言えない」
「絶対安全でないものを作るな!」

「電気は絶対に安全か?」
「絶対安全とは言えない」でもなぜ使うのか?

未知な物への不安から、人は拒絶反応を優先させる。
正しく理解し、正しく使えば・・・

自分たちの生活を豊かにしてくれる。

2023年 初日の出

2023.01.01 風の戯言

明けましておめでとうございます。

鯖石、我が家の二階からの初日の出です。
お天道さんは少し高くなっていますが、雲間から覗いた正真正銘の初日の出。

ただ、晴れのち雨・雪。

こども自然王国

2022.12.30 風の戯言

子供自然王国では、大人自然王国みたいに、大人も子供も一緒になって遊んでいる。
ガルルのスキー場は雪が少なく開けないけれど、大勢の子供たちが宿泊しているという。

雪の中で転がりまわれ!!!!!

ハコニワ

2022.12.28 風の戯言

Ave Maria

2022.12.27 風の戯言

最近 車の中で Ave Maria 聴いていることが多い。
我にはキリスト教も不統一教会も似合わない。

ただ、シューベルトのAve Maria を唄うバーバラ・ボニーの歌声は素晴らしい。
天性のものと、それを磨き上げる努力、そんな平凡な言葉では表せないのだろう。
神の歌声が天から下りてくるような調べになっている。