黒姫・苗場 – そして鯖石川

2023年09月25日 風の戯言

何の関連もなく、藤村操の巌頭之感を思い出した。
魅惑と反発の両方があって、反発が強くで生きている。
以来60年。
死ぬことのカッコよさに痺れて、多分大した死生観を持っていなかったのではないか?

悠々たる哉天壤、遼々たる哉古今、
五尺の小躯を以て此大をはからむとす。
ホレーショの哲學竟に何等のオーソリチィーを價するものぞ。
萬有の眞相は唯だ一言にして悉す、曰く、「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、大なる悲觀は大なる樂觀に一致するを。

写真は今日の黒姫と苗場 
   鯖石橋の下に大きな鯉が泳いでいる。
   渇水期、ダムから放り出されたホームレスが住み着いたようだ。

秋空

2023年09月24日 風の戯言

朝から雲一つない青空・・・少し濁っているけど。
本当の秋らしい空が戻ってきてくれた。
22℃くらい、風は涼しく、散歩は最高!

写真は23日前の下加納にて

秋分の日

2023年09月23日 風の戯言

秋分の日、お彼岸の中日。
無神論者だけど、姉や兄の風に会いたくてお墓参りをしてきた。

ついでに自分の墓、まだ入居者はいないけど、小さな花を供えてきた。
出来れば早くゆっくり眠りたい。
夜中にオシッコが出たくなって目が覚めることもなく、ゆっくり眠れるだろう。

「人類は地獄への扉を開けてしまった」国連事務総長グレテス氏
日本流に言えば「地獄の窯の蓋が開いた」のかも知れない。
でも、やっと秋らしい日が戻ってきてくれた。
嬉しい。

2023年09月22日 風の戯言

秋のお彼岸

2023年09月21日 風の戯言

科学者の頭脳について今更ながら畏れを抱いている。
若いころ、義兄筋の東大の教授、のちに筑波大の副学長になった人がいる。
酒を飲んでいたのだろう、雑談の中で本音が聴けた。
「柏崎にいた頃、俺より頭のいい奴はいない」と思っていた。
だけど東大に行ってみると俺なんか下の方だ、と嘆いていた。

地震研究所、惑星物理学を専攻し、地球の類い稀な「幸運」繰り返し話していた。
そのせいか、読みもしない宇宙関係の本や生命の起源についての本が並ぶ。

最近出会った原子力関係の大御所の話を聞いていて、「科学」の片鱗を感じた。
中性子の世界とか、ミューオンの話、知らなかった水素の奥深さ。
年齢から言えば、もう遅いけど、その世界を少しでも垣間見てみたい。

写真は南条追田で
 俺の古戦場が近い
 向うの山は北条毛利の城山