年取ると、哀しいもので早く目が覚め、朝早くから散歩に出る。
八石山が明るくなり、太陽の波動のような雲が広がる。
黒姫はまだ目が覚めず、うっすらと青い空に包まれている。
何とも凄い風景・・・・
夕方、田島でクマが出たとの広報があり、知人に電話してみたが出ない。 クマが、家に上がり込み酒でも飲んでいるのだろうと、早速見回りに居っ見た。
昨日が田島の毘沙門さん。 昔のように学校も早引けで、俵争奪や位置もなくなったが、行事は続けていると。
部落に誰一人外に出ている人もなく、様子を聞いてみようもなかった。
あの辺は畑に出ている人も多く、心配したが後で電話がつながり聞いてみたら「田島峠」に出たと。
何はともあれ無事でよかったが、あの辺の山に巣食っているらしい。
半藤一利の「墨子よみがえる」のページを捲り始めている。
無私無欲で全ての人を分け隔てなく愛せよ、という。
どんなに意地を張っても、人間は僅かな時間しか生きられない。 それは他の動物も、いや命あるものの定めなのだ。 なのに、人は小さく小さく生きようとする。
花は一時、だが美しい花は種を散らし、根を張り、命を繰り返す。
みんなで「いい時間」を共にしたいものだと思う。
小さくなるな !
7月14日は田島の毘沙門さん 晋広寺の門前に市が立ち、我ら村人には心浮き立つような「まつり」だった。
また毘沙門さんは大雨が降って川が氾濫し、大洪水を引き起こした。 梅雨が明け、夏を迎える儀式のような大自然の「まつり」だったのかも知れない。
最近、妙に昔のことが思い出される。
写真は明神の道端にて。 この集落は花を大切にしている。 遠回りして、車を止めて、道端の花を眺めている。
近くなったかな?