安岡正篤-論語の活学
柏崎のさる人から「お前、安岡正篤を読んでいるか?」とけしかけられた。
忘れかけていたが、思い出して本棚から「安岡正篤-論語の活学」を発見し?、開いてみたがやはり読んだ形跡はない。
他人は兎も角、俺は自分をクソ野郎だと思っているから、立派な人は嫌いだ。
世の中を生きて行く時、いろんな人たちを見極める目が必要なんだろう。しかし、世の中が退屈するほど暇なとき、形にはまった先人の学問は役に立つだろう。現代は秒針まで早くなっている。そんなとき人も変わるし、自分も変わる。
欲だけで生きる人は、好きになれない。
人間である以上私心を捨て去ることはできないが、私心のない人は尊敬できる。
中村哲さんもその一人だろう。
中鯖石治水の碑には、暴れ狂う鯖石川に私財を捨てて取り組んだ人たちの勲が刻まれている。
春になったら、近くの酒屋で一杯飲みながらそんな昔話を語合う会を企んでいる。
戦後ゼロ年 東京ブラックホール
NHKスペシャル 「戦後ゼロ年 東京ブラックホール」が楽しめた。
身近な歴史ながら、敗戦後の日本の実情をあからさまに出した映像は少ない。
敗戦による飢餓、進駐軍の横暴、米兵に身を売る日本の女、戦時物資を隠匿し巨大な権力を作り上げていく怪物達。目を背けたくなるような「歴史の一コマ」が連なる。
ここから目を背けてはならないのだが、不都合な現実は見せないようにして都合の良い歴史が作られてきた。
ただ、占領軍による「東京租界」か今日の繁栄を作り上げてきた先人たちのご苦労を思うとき、本当に頭が下がる。
未だ日本領土の中に数多くの「米軍基地」がある。
これは真の独立国の姿ではない。
我々は何をなすべきなのか。
技術的に興味深いのは戦後のリアルな映像に、タイムスリップした現代の青年の像が重なり、不思議な世界が表れている。
もう一度ゆっくり見たいと思っている。
ポツンと一軒家
冬の星座が煌めいている。
寒気が肌を刺すが、なんか懐かしい寒さだ。
雲のせいか湿気のせいか、真上の星しか見えない。
隣近所の灯りも消え、ポツンと一軒家状態。
冷たく懐かしい風が心地いい。
これが俺の住処。
音楽が戻ってきた!
音楽は生活の主要な一部。
貧乏だった為に精々菱形のBOSEしか買えなかったけれど
この前届いたのはDENOMのアンプとFIEGAのスピーカー、一丁前だね。
ジャズから慣らそうと思ったけれどショパンの夜想曲集、チェロ名曲集などが耳になれているせいもあり、優しく、音の広がりと深さが楽しめる。
設定位置を少しづつ変えて楽しんでみたいと思っている。
機能を失いかけた両の耳が生き返り始めいるようだ。 嬉しいね。