東京駅 新丸の内ビルを飲む

2007年06月06日 風の戯言


 昨日は経営品質セミナーの最終日。口惜しいけれど、自分自身を大きく変身させたセミナーだったと思う。極端に言えば身体の中身が入れ替わったくらいの新鮮さを感じている。

 それはともかく、「新丸の内」ビルの7階で一杯やってきた。セミナーの後の懇親会を途中で抜け出し、倅と待ち合わせて新丸の内ビルへ。きっかけとしては、タクシーの運ちゃんに「言ったことないの? 案外いいよ!」と言われ気になってしまっちゃった。

 俺たちの年代で「丸の内ビル」と言えば泣く子も黙る勢いがあった。今は、・・・可愛い素敵なおネェチャンが目が回りそうなほど大勢いる。中には、倅と一緒なのに、俺にアイコンタクトを外さない美人もいたりして・・・倅、邪魔!
 俺一人だったら、絶対ネライウチなんだけどなぁ。

 まぁ、ナンテ夢を見るにはやはり東京か!
 たまにこんな町で崩れてみるのもいい、かな?

6月の風

2007年06月03日 風の戯言


 爽やかなお天気が続いている。
 ただ、雨が少ないような気がする。

 6月になって新しい柏崎を感じる行事が2つ続いた。
 1つは柏崎工業メッセ2007.
 2004は手探りのようなイベントだったが確かな手応えを感じた。2回目の今回は天候にも恵まれ、前回以上に確実な反応があった。特徴的なのは会社幹部だけで出展していたところは少し閑散としていたような気がする。社員が熱を帯びていたブースは見学者が途切れて居なかったようだ。何かが変わり始めている。
 2つ目は夢の森公園の開園。
 東電からのこの贈り物は、多分市民の大きな財産になると思う。計画に10年かけたという。その想いが、市民を動かしてゆくのだろう。今までと違う何かを感じる。

65歳の誕生日

2007年05月23日 風の戯言


 5月22日、無事に65歳の誕生日を迎える事が出来た。正直言えば、1日前の月曜朝礼で花とお祝いを貰うまですっかり頭から飛んでいた。
 22日は6時の電車で東京に向かい、今一番の楽しみの経営品質セミナーを受けている。今回が3回目で、もう一回で終了。宿題等もあり、学生時代にも経験しなかったハードスケジュールの講義は面白い。物事を受け入れてる自分の頭の浸透度の遅さに呆れながらも、自分が変わり行く実感と言うものは、やはり刺激的だ。愉快だと言ってもいい。
 研修中に、終わり次第早めに帰柏せよ、酒飲もうなんて誘惑が携帯に入り、講師との一杯を諦めて帰途へ。東京の活力は、ほんとに気軽に飲めること、に尽きるように思う。アフターファイブの軽い飲み会がザイゴモンには羨ましい。
 東京駅の本屋で大前健一の「新・経済原論」と渡辺淳一の「鈍感力」を買い求め、電車を待ちながらホームで立ち読みなどをしてみる。久々の体感だ。

 8時40分くらいから遅い夕食をとりながらいろいろ情報交換、少し出来上がってきたところで行きつけのスナックで本日締めの誕生祝い。大いに乱れて1時半帰宅。結局、今日俺は何時間動いていたのか、な。
 65歳といえば天下御免の高齢者、世長けた人生の知恵とそれらしい重みがあってしかるべき年齢のはず。反省、だな。
 寝静まった我が家に芳しき花の香が漂っていた。20日だけ兄貴分の先輩から大きな花束と会社のみんなからの花束が飾られていた。
 年を重ねる、ってのもいいもんだ。 

藤の花林道

2007年05月20日 風の戯言


 ぶどう村から黒姫の山裾に向う広域林道は今藤の花が美しい季節を迎えている。藤の花は、それだけ山が荒れていることなのだが、やはり美しい、と思う。雨上がりの林道はウツギも咲き始め、新緑の中に心奪われる風景が続く。
 清水谷集落の手前で道を横切るタヌキの夫婦(不倫のカップル?)に出会い車を止めて暫らく観察。気持ちの悪い存在に気付き、警戒しながらも田圃の畦で何かを食べている。カメラを構えて2,3メートルまで近づいたが逃げられてしまった。
 長岡の酒井無線の社長、カマキリ博士として有名な人だが、彼はタヌキとも話が出来るらしい。世の中にはそんな人もいるのだろうが、タヌキとネェ・・・?

 久米、水上、苛島、清水谷、北向と集落は山に向かうに従い寂しくなってくる。かつては祭囃子が聞こえ、村人達の賑やかな日常があったのだろうけど・・・。時代と共に村人は町に出、東京に出て行ってしまった。それぞれが自分の人生の幸福を求め都会を目指してゆくのだが、俺には人間どもを集めておいて一網打尽にする悪魔の仕掛けのように思えるときがある。

 余計なことを考えない方がいいのだろう。新緑の中に藤の花とウツキが咲いている。それを美しいと思う自分が居る。人間って何なんだろう、かね。

タケノコ戦争

2007年05月19日 風の戯言


 桜が散って、「青すだれ」という名のもみじの若々しい緑が何とも美しい。山々の緑は日増しに濃くなり、牡丹が咲いて、パラの蕾が膨み、季節が移っていく。
 芝生も日ごと色を濃くしているのだが、その合間にタケノコが勢い良く芽を出してくる。「タケノコ戦争」の始まりだ。土日と平日の夕方はキョンシーとの戦いで明け暮れる。多分、ちょっと家を空ければあっという間に竹林になってしまうのだろう。それもまた楽しいのかも知れないが・・・。

 そんな庭に蛇が挨拶に来、鳩が雛を見せにやってくる。自然の動物に餌をやるのは禁物だが、ちょっとだけランの餌をさっき居た辺りに撒いてみた。残念ながら、待てど暮せどあれから姿を見せない。全く、素直な母親じゃないな!

 写真は先17日、うら若き美女二人と夕陽を見ながら一献傾けたいと設営したが、生憎朝から風強く雨強く我が望みを神は聞き入れてくれなかったか、と諦め掛けた夕方西の空から青空が覗き、陽光が指して来るではないか!
 望みは最期まで捨ててはいけないよ、我が神は微笑んでくれた。
 初対面の美女二人の話が弾み、新しい柏崎を作ってくれるような、そんな予感が感じられた出会いだった。