上海視察旅行
上海・蘇州・昆山・武漢 5日間の旅をしてきた。
柏崎商工会議所による地元の中国進出4社を訪問し、それぞれの活躍ぶりを視察してきた。上海は3回目になる。最初は25年も前になる。2回目は5年前。その変り様は「ものすごい!」としか言いようが無い。現代中国の熱気と危うさで目が眩みそうになった。特に上海黄浦江に立つ東方明珠タワー256メートル?から見る上海の全景は圧巻である。
今日お昼前に富山に帰国、自宅に帰って改めて中国の地図に見入る。マスコミや知識人の伝える中国の危うさを俺はむしろこの国を統治している人たちの努力と苦労としてこそ知るべきではないかと思った。
13億の人間が、とにかく食えるということが凄い。その上未来に夢を描くことが出来るとしたら、この国の人たちは夢中にならざるを得ない、と思う。
この国の歴史と現代の熱気に触れずして、読者に迎合したがる日本のマスコミは、また大きな間違いを犯しそうな気もする。
写真は浦東国際空港から市内に向かう道路の橋
いい日旅立ち
この秋は4組の結婚式に招待されている。
11月3日、3組目の祝言に親子三人で御呼ばれして来た。
花嫁が娘の友人で、女房が花婿との間を取り持ち、そして花婿の親父が某会社の社長で俺の友人。乾杯の音頭の栄誉を頂き、気持ちよく、本当に心から「おめでとう」の乾杯が出来た。
不思議な縁で、両家の集落とも建設業の現役時代、土地改良の仕事をさせてもらっていた。30年前の馴染みの人たちの顔も見え、いい気持ちでお酒を頂いてきた。
建設業とコンピューター屋、熱気球とパソコン通信、全く違う世界で俺は人の何倍も生きたような不思議な気持ちになる。そして時折こんな繋がりがおきる。
11月の末に、40年前北条町の田圃で一緒に泥まみれになっていた人たちと一杯飲むのに誘われている。嬉しいね。
12月の始めには親子三代にわたりお付き合いさせていただいている家の末娘の結婚式に呼ばれている。彼女は私の大切なガールフレンドでもある。婿さんは親子四代に渡るお付き合いの家の近親者である。みんな大切な、俺にとってとても大切な家の「祝言」なのだ。
秋、俺の休日
今日は友人の自裁の日、もう4年経つのかなぁ・・・。
そして明日は中越地震から2年・・・。
秋晴れの空は青く、色づき始めた公園の落ち葉が俺を不機嫌にさせる。自宅前の中鯖石コミュニティでは秋恒例の鯖石ロードレースで賑わっているが、何か自分とは別世界。寒々とした心の中を通り過ぎる風は、今日の穏やかな天候とは別世界。
近くのコンビニでスパゲッティの弁当を買い、妻と二人ぶどう園に忍び込んで昼食とする。刈羽三山、米山、黒姫山、八国山が秋空に映え、しばし心豊かな時間が持てた。
夜「未完成」で宮島さんたちのライブ。アルコール分なしでジャズを聴いていたけれど、これは邪道だ。頭がクラクラするほど酒を飲み、感情のろ過装置を外さないと演奏者も困ってしまう。
帰り道、若者が一人スケボーを蹴っていた。何故か青春時代の苛立ちが込上げて来て暫らくタイムスリップしていた。俺はあの頃、何にあんなに牙を剥いていたのだろう。金も希望も才能もなく、絶望に打ちひしがれていた。あれからどうして生き延びてきたのか、今も良く判らない。
人生の秋は穏やかな茶系の色合いが似合う。ハズなんだよな。