高橋 衛さん逝く

2025.01.31 風の戯言

高橋衛さんが逝った。
享年81歳。
ビジネスの仇であり、ビジネスの恩人であり、会社の顧問について貰った人であり、代え難い友人であった。

創風システムがインターネットプロバイダーになれたのは、彼の力による。
新潟NECの当時の高木社長との面談がうまく行かず、多分モノ凄い形相で社長室から出て来たら、彼がいた。
「インターネットだろう?」「なんで判る?」「顔に書いてあらぁ!」

当時、NECの新潟支店でも長岡支店でもプロバイダーには躊躇していた。
そこに、いきなりパソコン通信しかやってない会社が手を上げたので、判断出来なかったのが実情だろう。
結局、彼が新潟NEC、新潟支店長岡支店、東京の本社長尾部長まで説得してくれ、この途方もない計画は実現出来た。

それより以前、OKIを担ぎ、柏崎にCATVを構想した時には見事に叩き潰された。
一軒当たりの費用はOKIがNECの3分の1だった、にも拘わらず、だ。
考えてみれば、NECの企業城下町でOKIを担ぐ方がどうかしている。

ただ、あの時はパソコン通信料金を下げる為だったら何でもするつもりだった。

美しき社員のお父さん、彼は「パソコン村」の生みの親でもあるけれど、から電話があった。
「何とかしてくれ! **子の電話料が月額15万円を超えているんだ!」

御冥福を祈る。

ナイト・エージェント

2025.01.30 風の戯言

今日の歩数は1,147歩、最低!
ただ誰も通らない膝までの雪を掻き分けて歩いたので、補正して2,000歩にしておく。
疲れた!

NETFLIXで[ナイト・エージェント]を観ている。
相変わらず、仕掛けや小道具に目が行き、ストーリーは繋がらない。
スマホや検索エンジンが、舞台は大統領官邸とか「主役」に近くなっている。

ドラマだから「いい人」だけではない。
「信じられるのは誰か?」
「死」と隣り合わせの「信頼」とは何か?
組織を内部から崩壊させる、きついテーマだ。

冬になると色彩が悲しくなる。
本当は「悲しさ」にも色があるんだけど・・・

冬の夕陽を浴びて

2025.01.29 風の戯言

「他人事」だと思っていた「転倒」を2回もやってしまった。
土方時代の修練がまだ心構えとして残っていて、掌が少し傷ついた程度。
気を付けよう! 入院は嫌だ!

最近のニュースから
① 中居某*フジテレビ なんかまだ隠されている・・・何だろう?
② 埼玉県八潮市の道路陥没、何年か前、福岡まで見に行った事を思い出す。走っていたら道路が無かった・・・
③ トランプ大統領、何がしたいのかあの男。自分がバカであることを知らないバカ程怖い者はない。
④ デープシーク さぁ、何が始まる?
⑤ 日本の企業の不祥事の多さ、例えば「貸金庫」とか。

ハン・ガン「すべての、白いものたちの」

2025.01.28 風の戯言

映画ばかり見ていないで、偶には本でも読もうとノーベル賞受賞のハン・ガンを買ってきた。
判らない。
何処にノーベル賞の価値があるのか、皆目見当もつかない。

もう一つ、訳者の斎藤真理子なる人が新潟県人であること。
それはそれでいいとして、「詩小説」(俺の造語だが)、文学は「言葉によるイメージ」(違うんだな・・・)だけど、詩の連接で「小説」になるのか?
それを翻訳により、日本語に置き換えられるのか?

なんて、読む前からあれこれ考える悪い癖は治っていないようだ。

待て、今、俺にとって、一番大切なことは何だ?

塩野七生「日本人へ」IV

2025.01.27 風の戯言

「危機(クライシス)」という言葉を発明した古代のギリシア人は、
この言葉にもう一つの意味を込めた。
それは「蘇生」である。

塩野七生「逆襲される文明」(日本人へIV)の表紙をこんな言葉で飾る。
ヒマになったら読もうと「ローマ人の物語」を買いそろえて置いた。
2017年の文春新書の「日本人へ」シリーズ。

「Risk Management」とは継続するために「どう、闘うか」という事だろう。

「蘇生」が無ければマンガでしかない。