朝の妖精

2015.04.25 風の戯言


 朝靄に誘われて夢遊病者のように家を出た。

 6時前に起きるなんて、あまり以来記憶にない。

 その「記憶」も怪しいものなのだが・・・。

 朝の風景がこんなにも詩情を含んだものだとは・・・ !

 子供の頃、妖精達が塒に急ぐ賑やかな声を聞いたことがある。

 久し振りに、何か忘れていたものを思い出している。

 今日は母親の68回目の命日。

春祭り残影

2015.04.22 風の戯言


 日曜日は春祭り。

 肉親が亡くなった時は、祭りへの参加を遠慮するのが神道の掟。

 古いカメラをぶら下げて、桜の写真を撮りに行ったら神輿が休んでいた。 早速、記念撮影を一枚。

 長閑な春の風景。

花に嵐のたとえもあるぞ・・・

2015.04.18 風の戯言


 
 寒風に柳芽をふく濁川    草風

 桜が散り始めた。

 昨日、一つの区切りが出来たので、酒を飲んだ。

 チョットだけ !
 だけど、やはり少し残る、ね。

 結果が同じ事だったら、もっと飲んでおくべきだった。

 花に嵐のたとえもあるぞ
   さよならだけが人生だ    「勧酒」 井伏鱒二 訳
 

無題 2

2015.04.17 風の戯言


 病院の検査が終わり、昨日はなんかの注射、今日は歯医者。

 医者のハシゴも楽じゃない。

 花が盛りなのに、寒い日が続き、桜は散らず、お陰で花見が楽しめている。

 家の近くのグランドが桜に囲まれていて、近くの人達と夜桜を堪能しようと呼びかけたが、寒くてアウト。

 それでも、と思いフラリト寄ってみたけれど、物好きは我一人。チョウチンが寂しそうでありました。

無題

2015.04.15 風の戯言


 一番上の姉が93歳、一番下が73歳。

 健康を誇った7人兄弟、2番目の姉が亡くなった。

 父が4月10日、祖父が4月13日、母が4月25日、祖母が3月22日、そして姉が4月11日。

「願わくは花のもとにて春死なむ その如月の望月の頃」西行

 柏崎の桜は、将に満開だった。

 親達と、今頃、桜の花を見ているのだろう。