東京ブラックアウト

2015.01.24 風の戯言


 最近、暗くなる本ばかり読んでいて落ち込みが酷い。

 特に「東京ブラックアウト」
 柏崎原発がフクシマに次いで爆発し、暗澹たる未来を描く小説。

 著者は「原発ホワイトアウト」の若杉冽。
 東大法学部卒、現在主要官庁のエリート、本名は不知。

 フクシマが解決していないのに、何故柏崎原発の再稼働を急ぐのか?・・・。権力の裏側を実況中継のように書いている。楽でもない小説だ。

 久し振りの晴天に誘われて鯨波に海を見に行ってきた。
 写真の、松の向こうに、原発が見える。

 10日ほどで節分、春も近くなった。

 夜、外に出てみれば星達が見える。
 何故か、星を見るとホッとし、気持ちが温かくなる。

 明日は、いや明日もきっと良いことがある筈だ。

雪の中の花

2015.01.18 風の戯言


 
 会社のHPの写真も年賀 Verから「春を待つ」Verに切り替えた。
 友人の写真をお借りして、イメージチェンジを図っている。

 雪の中で春を待つ。

 明後日は「大寒」
 一足づつ春が近づいてくる。

青空は何処に行った ?

2015.01.12 風の戯言


 武蔵野の記憶が去らない。

 雪に閉ざされて、窓から雪だけを眺めている。
 少し、危ない症状かなぁ・・・。

 表日本と裏日本。
 最近はあまり使われなくなったけれど、う–ん、納得できる。

 都会にはあまり魅力を感じないけれど、雪のない雑木林や山ぎわの道には、走りたい衝動に駆られるほど。

 八石の山を見ながら、散歩。これもいいか !

武蔵野丘陵森林公園

2015.01.10 風の戯言


 武蔵野丘陵森林公園を訪ねてきた。

 一度訪れてみたい場所の一つで、夢が叶った。

 関東は青空で、全くの別世界 !
 藪の中の小道を歩いていると、風が冬の梢を揺らしていく。
 林の、風の音を久し振りに聞いた感じがする。

 昔、そう、もう随分と前になる。
 黒姫山の山頂近く、池ノ平の桑園跡地で、風が追いかけっこをしながら仲間と遊んでいる声を聴いたことがある。

 風達に、命があることを初めて知った。

 公園入り口の、チョット前まで若かった案内の女性達に「梅が咲き始めた」と聞いて、山道を登ってみた。
 昨日咲いたばかりのような梅の花を見ながら、山道を歩くのは、いいものだ。

 土方だっ頃、枯れ草を踏む音が聞きたくって狂い出しそうなことがあった。

 学生だった頃、横浜の金沢八景の近くの冬の裏山は絶好な散歩道だった。2月に、裸で草むらを走ったことを今も忘れられないでいる。

アジアの片隅で−品田正伸−遺稿集

2015.01.07 風の戯言


 賀詞交換会で会った市の財務部長猪俣さんから、亡くなった品田柏崎日報記者の遺稿集の話を聞いた。

 品田さんとはそんなに交流はなかった。

 ただ、彼の持つ不思議な魅力は早くから気がついていた。
 サウジアラビアに留学しモロッコで働いていたと話していた。
 底知れぬ知識の広さと深さは、少しの会話で垣間見えた。

 猪俣さんが届けてくれた柏崎日報の、所謂天声人語の欄のような「柏崎抄」に書いていた抜粋、発行は平成27年1月1日、その彼の遺稿集を読み始めている。

 柏崎は、大切な人を失ったのだなぁ、つくづくと思う。