12月も間近になり、山の紅葉も次第に少なくなった。
家に雪囲いの板が落とされ、冬の準備が出来た。
春に生命が芽生え、夏の生い茂り、秋に葉を落とし冬眠る。
人は生まれ、恋をし、やがて死ぬる。
自分の意思と無関係に命を与えられ、自由に生き、そして死ぬ。
生きる自由とともに、死ぬ自由も認められる時代に移行しているように思える。
時代、とは何か ?
昨夜の地震には久し振りにビックリさせられた。
実は・・・ 昨日の小春日和の中、ぶどう村や鯖石川の堤防を散歩していたのだけれど、こんなノンビリした風景も、実は一瞬後に何が起きるか判らない、いや、背中に殺意を隠した「平穏」を感じていた。
一瞬、脳裏をかすめた恐怖が現実のものになるとは・・・。
フォッサマグナ、静岡-糸魚川構造線・・・
行く秋や八石山に雲流れ
安田 明神沖から八石山を捉える。
夕日の八石に見とれ、カメラを構えていると電車が来た。
丁度、信越線の上りと下り電車が安田駅で行き交う。
何というタイミングだろう !
時折、神の意志を感じることがある。
冬型の気圧配置が続き、冷たい雨が降っている。
雨の休日は自閉症を決め込み、部屋で軽いクラッシックでも聞いているのが何よりだ。
こんな時間を与えて貰っていることに感謝。
本は後藤武士の「戦国史」。全体を振り返るには絶好な読み物だ。宝島社。
冬型の気圧配置になり、強風と氷雨のお天気。
夕方、家路を急ぐ安田では道が僅かに白くなっていた。
冬空は写真に似合わない。