粛清 

2013.07.30 風の戯言


 いつの間にか8月が近づいていた。
  そんな事、判りすぎているハズなんだが・・・。

 夕刻の八石山にガスが懸かっていた。
  気温は28度。暑くなくて過ごしやすいのだが・・・。

 何日か前からフィンランドの新鋭ソフィ・オクサネンの「粛清」を読んでいる。情景が少しづつ見えてきた。余り読み易い本ではないし、読みたい本でもない。何の意味も、興味もない読書なんて初めてだ。
 忍耐力を試しているようなモノなのか・・・。

 ただ、この本は多く言葉に翻訳され、世界41カ国に版権を得て、北欧の数多くの文学賞を得ている、らしい。

 スタンダード・ジャズを聴きながらこんなブログを書いていると自分は本当は何をやりたいのか判らなくなってくる。
 
 こんな時には、旅に出るのが一番いいのだが・・・。

夏の雨

2013.07.29 風の戯言


 柏崎の花火は世界一 !

 夏の風物詩、海の花火も無事に終わり、さて夏本番、と思ったら翌日から雨模様。
 祭りの期間だけ晴らした俺の神通力も凄いが、多くの人に心から楽しんで貰えたようで、夏祭り応援団の1人として喜んでいる。

 今年は会社の連中が花火を生放送でインターネット中継し、花火を見れない介護施設の人達にも喜んで貰えたようだ。来年は、もっと本格的にライブ中継が出来ると素晴らしいと思っている。

 昨日、晴れ間の出た夕暮れの海を見に浜辺を歩いた。

 本当は若い美人と一緒なのが夢なんだが、自分よりも少しだけ若い妻と歩いた。介護施設から脱走してきた人に間違えられなかっただろうとは思うのだが・・・。

カサブランカ

2013.07.25 風の戯言


 庭に、今年もカサブランカが咲き始めた。

 多分、カサブランカだと思うのだが・・・、畑の柿の木の下に存在を誇っている。
 カサブランカ・・・その花の名の響きは、と言うよりモロッコの都市の名、と言うよりはあの映画の余韻がまだ漂っているのだろう。ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンの、映画の筋は忘れたが、全体に流れる「空気」は、今も自分の一部になっているような気がする。

 自分の中の古さに、何処とも知れず彷徨う時がある。
 子供の頃からの劣等感と自己嫌悪がまた蘇り始めている。

 柏崎は今、夏祭りの真っ最中。活発な前線の真下で、今日も夕焼けの下で神輿が賑やかだったのだろう。明日は大花火大会。晴れて欲しい。

 カサブランカを想いながら、フランスの懐かしい音楽を聴いている。こんな時間も、またいいもんだ。

雲の風景

2013.07.21 風の戯言


 最近、雲の美しさに魅了されている。

 梅雨の合間の、淡い青空に遊ぶ雲の姿に散歩の足が止まってしまいます。通りかがりの人から見れば、少し危ない雰囲気かも知れない。

 それにしても、この時期の雲の姿を見つめているのは初めてのように思う。

不安定なお天気

2013.07.17 風の戯言


 安心、安全、安定と言うのが一般的な幸福を意味するのだろうが・・・世の中、中々そうはいかないようだ。
 昨日、7月16日は中越沖地震の日。あれからもう6年も経つのか・・・柏崎市内はその痕跡も見えないほど回復している。東北はどうなるのか・・・。

 あれ以来、淡い青空を見ていても、一瞬後に激震が来るのでは無いかと不安になったりする。

 子供の頃は、田島の毘沙門様の祭りには大雨が降り洪水が繰り返していた。遠い、思い出。

 垣根の朝顔が咲き始めた。