吉田高章の経営学
1994-8 致知 インタビュー記事より
私利私欲に走らない経営が基本
正見 物事の正しく見方 仏法の三法印
諸行無常 万物は常に変化している
諸法無我 諸々の存在は自分中心の我の状態で
はなく全ては永遠に係わり合い変化す
る。
涅槃寂静 煩悩を断じた悟りの世界は心の安ら
ぎの境地である。
経営
目に見えない仕事 組織全体の方向性を定め、人材を作 る現場での商品開発、製造、営業
などは組織全体の理念や方向性が しっかりしていれば自ずと成果は
上がっくる。
経営者の行うべき最も大切なことは 企業の理念を徹底させその理念に
ふさわしい体質作りをすること
目に見える仕事 新商品の開発や営業戦略を練ること
社会に何らかの形で自分が貢献で きていると言う認識は感動に繋
がる。それによって働く尊さを知る。
真我直面の五項十四賢目
問題の受け止め方
1 この出会いにはどんな意味があるのだろうか
2 この出来事、この事態は、私に何を呼びかけてい るのだろうか
3 何に気付け、何をせよと言っているのだろうか
現状の把握・問題の再発見
1 過去からの要請は何だろう
2 足りないものは何だろう
3 修正すべきこと、再決すべきことはないだろうか
未来像・理想像
1 未来からの呼びかけは何だろう
2 この事態には、未来の潮流の兆しがはらまれてい るのだろうか
3 いま、全体はどの方向に行こうとしているのだろうか
方法と手段
1 緊急にしなければならないことは何だろう
2 いま想像しなければならないことは無いだろうか
3 私はこの事態に、どんな縁になれるか
目的と使命
1 最も大切にすべきことは何だろう
2 事態はわたしにどう生きよと言っているのであろうか
秋、なんだなぁ !
写真は安田城の組にて。
安田城は大江広元の流れを引く越後の名族越後毛利の一派。上杉景勝が会津120万石に移封されるとき廃城となったが、未だ城下町の面影を残す。不思議なことだが、戦国期越後毛利の城があった所は「大字」で残っていることが多い。石曾根、善根、北条、安田・・・。庭に花を植えて楽しむ文化は、安田地区に多いように思う。
三連休はお天気もよく、少しは歩こうと思い「夢の森公園」西の峰を散策してきた。小一時間、散歩としては不満が残るが、年齢と共に身近で、適度な散歩コースになるのかもしれない。
贅沢言えば、何処にいても生活音が聞こえることが気になる。自然音だけを許すなら、もっと違う場所を探すことが必要だろう。目的を違えなければいい。
バタフライ効果
「ブラジルの蝶が羽ばたくとテキサスで竜巻が起きる」
または「中国で蝶が羽ばたくとNYで嵐が起きる」など。
地球上のある土地で起きたごく些細な変化が遠く離れた場所にとてつもない影響を及ぼす可能性がある。バタフライ効果と呼ばれるカオス理論の有名な例え。
アメリカの低所得者向け住宅ローン問題「サブプライム危機」がイギリス5位の中堅銀行ノーザン・ロックの取り付け騒ぎを起し、世界大恐慌に繋がるという。数十億ドルに上るサブプライムローンの行方が分らない、資産担保証券に形を変えて銀行の帳簿外で処理されているという。エンロンだな。これじゃ銀行同士信用できなくなり、お金を貸さないわけだ。取り付け騒ぎも起きようというもの。
経済は仮説の度合いが濃くなっている。世界は産業資本から金融資本に複雑に支配されていて現代を解き明かす経済論は見つからない。日本の失われた10年、バブルの教訓が活かされるといいのだが・・・。
夢の森公園
週末、楽しい酒の三連荘で土曜日は完全にアウト。今日は意を決して午後から小雨の中を夢の森公園初散歩。おばちゃん四人組に会っただけで、半周コースで切り上げ。チョット物足りなく、60億がどこに掛かったのかチト不思議な気もする。
柏崎人は欲しいと言えば何でも苦労せずに手に入ったので、次々と目新しいものに目が移って、一つのことをを楽しみ育てることが不得意な人種かな、と思わぬでもない。
山道を歩いていると栗が落ちていたり、まだ青いドングリが散らばっていたりする。昔はこの辺りの山からマツタケが採れたそうだ。毎年秋になると市場に100万円ほどのマツタケを持ち込む人が居たと。その人が亡くなってからマツタケの話は聞かなくなった、とタイムスの吉田さんがテールランプに書いていた。誰にも教えなかったのだろう。そんなことを考えながら、まだ早い秋を楽しんできた。
週刊文春の岸信介の記事は戦後混乱期の解明に参考となる。そのことはさておき「岸はまるで草花を育てるように忍耐強く米国に友人を作ろうとしていた」との記述があった。友人、或いは人脈は草花というより林をと似ているのかもしれない。長い、濃密な時間が必要なのだ。時の流れのまま自然に伸びた幹や枝に庭木に無い深い味がある。損得ではなく、その人と話できることが楽しい、そんな感じ。
前の庭にコスモスが咲いていた。