米山遠景3題

2023.04.21 風の戯言

健康が戻ってきた。
昇天前の一瞬の光芒なのかよく解らないが、元気だ。
開き直った、と悪口雑言を叩かれそうだが。

子供自然王国の中村和成さんから藤巻さんの話を聞いた。
昔、土地改良の話で高柳を訪れた時の話。
「圃場の機械化には水が必要なんだ」と

栃ケ原ダムの周辺は俺の古戦場。
地滑りが起きた現場の谷に地滑り防止の堰堤を造る。
正直言えば二次災害を覚悟しなければならない。
だけど、それが仕事だった。

その後、近くにダムが出来た。
仕事の意味が50年近く経ってようやく理解できた。
長生きするのも無駄ではないようだ。

夜明けの星空

2023.04.20 風の戯言

まだ夜の続きの空一杯に星が瞬いていた。
こんな綺麗な星空を見るのは久し振りだ。
子供の頃以来のような気もする。

部屋の整理をしている。
ほてっちょ向いて走り続けてきたので、要らないものが多すぎる。
本は捨てられないでいる。
出来れば、書棚に囲まれた大きな書斎が欲しいのだが。

本に囲まれ、己の馬鹿さ加減にあきれ果てながら、本を読み続けたい。
仁・義・礼・智・信
論語の世界を信じ、生きる規範としてきた人たちが羨ましい思う。

昨日、横村出さんから周広院の横山さんにサハシノショウが贈られることになった。
横山さんの嬉しそうな顔、若山さんの嬉しそうな声が鯖石の郷に広がっている。

もう一つ嬉しいニュースがあった。
東電と新潟工科大学の共同研究・事業が出来るらしい。

夜が明け始めたらしい。
空が明るくなってきた。

春の花たち

2023.04.19 風の戯言

藤巻泰男さん御葬儀

2023.04.18 風の戯言

折れた枝に桜の花が咲いていた。

今日は藤巻泰男さんの御葬儀
昭和43年10月23日、南鯖石農協の竣工を待って北条町東長鳥杉の入の圃場整備に戦線に加わった。
藤巻泰男さんは圃場整備の土地改良区親分であり土方の教師であり、 そんな関係だった。
役場で遅くまで酒を飲みながら仕事をし、夜遅くの帰りは当然酔っ払い運転。
警察に捕まり、警察を振り切り、それでも大事にならなかったのは「いい時代」だったからということか。

藤巻さん、ありがとうございました。

春祭り

2023.04.17 風の戯言

「柔らかに柳青める北上の岸辺目に見ゆ泣けと如くに」 
  幾つになっても、この啄木の歌が好きだ。

あっちこっちが壊れ始め、本棚の整理をしている。
マルクス・アウレリウスの『自省録』
読みたかった本にやっと手が届いた。

昨日は春祭り。
加納神社に佐藤宮司による祝詞が上げられていた。
穏やかな、春。