ゴンドラの唄

2022.11.16 風の戯言

秋になって、沈み込むことも多くなった。
持病だから心配することもないんだけど・・・。

無限の中の有限性。
それは織り込み済みだ。

そして、人間には季節がある。
谷間に三つの鐘が鳴る。
それも織り込み済みだ。

そして
森繁の「ゴンドラの唄」が、今夜も静かに流れてくる。

いのち短し 恋せよ少女
朱き唇 褪せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日の ないものを

いのち短し 恋せよ少女
いざ手をとりて 彼の舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰れも 来ぬものを

いのち短し 恋せよ少女
波に漂う 舟の様に
君が柔手を 我が肩に
ここには人目も 無いものを

いのち短し 恋せよ少女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを

落葉

2022.11.15 風の戯言

秋は、人を寂しくさせる。
そして、仮面を被った自分ではなく、風の中に立ち尽くす元の自分に戻してくれる。

美季のママが歌う「オータム・リーブス」が聴こえてくる。
ルイ・アームストロングを少しアレンジした、人生を感じさせる静かなジャズ。
この曲が聴きたいばかりに店に通い、カウンターで意識が薄れていった。

いい店だった。

寒くなった

2022.11.14 風の戯言

山茶花

2022.11.13 風の戯言

書斎の南で垣根になっている山茶花に一つだけ花が咲いた。

11月だもんな。

市野新田の秋

2022.11.12 風の戯言

じょんのび村の帰り、お天気に誘われて石黒から綾子舞の郷に足を延ばしてきた。
市野新田は、子供の声と祭り太鼓でにぎやかだった郷は静まり返り、祖霊たちが庭の空に浮かんでいた。
「村」が溶けて行く。

上の写真は家の前の公園。
中がじょんのび村
下は市野新田にて