ひな祭り句会
3月3日、柏崎俳句の会「ひな祭り句会」を開催した。
例会の宿は松尾芭蕉を追い返したと言う伝説を持つ「天屋」。地域としても、曲者揃いの句会としては此処の他に会場は見当たらない。呻吟し、困った時には、天屋の女将に八つ当たりすれば、後はナントカ道は開ける。
兼題は「春めく」
席題は「椿」そして何故か「いいだこ」
酒を飲むために何でこんな苦労をせんばならんのだ、ぼやきつつ楽しんでいる。
選句に入り、一人2句とは言え、何と無選句がないのにびっくり。
口は悪いが、心根の優しさが伝わってくる。
「春めいて幼き孫と散歩する」 信子
「やぶ椿蜜を求めて小鳥来る」 孝也
少しは俳句の格好になってきたかな?
〆は宮沢正雪師匠の「四海波」 最近は謡で締める会もなくなった。ひな祭りの句会に花梅と謡曲、なにやら顔に似合わぬ文化の香りがしてきた。
写真は宿の人にとってもらったが、個人情報保護の為にぼやかしてある。腕が悪い事にも起因するのだが・・・
おぢや風船一揆
おぢや風船一揆、今年は34回目になる。
生憎の天候で、スタッフは悪戦苦闘を強いられたが大勢の観客が訪れ盛会だった。
最近は何の役にも立たず、ただの酒飲み要員。遠いところを駆けつけてくれる仲間達に感謝の気持ちを伝えるのが俺の役目。最初から34年間も続けてきてくれている仲間も居る。みんな還暦を越えていたり間近だったりする。遥かな、豊かな時間を共有した空の友達。もう一度、自由に空を飛びたい。
それとは正反対に、何の原因もなく気持ちは沈みこむ一方。感情と心は別もの、だとは解っていてもコレはいったい何なんだろう? 先行き短いのだと言う警告なのか? だとしたらどうすればいい?
遅かれ早かれ、人は死ぬ。ただ、命を使い切るとは、簡単に言えば好きなことをやって思い残すことなく死ぬことなのだろう。まだ遣り残していることがいくつかある。もう少し命を大切にしてみるか。
日本経営品質賞表彰式&報告会
昨夜は恵比寿ガーデン・プレース38階展望レストランで乾杯 ! 南鯖石村行兼集落に昭和16,17年に生を受け15歳まで同じ学校に通っていた幼馴染・・・あれ以来50年の月日が過ぎている。悠々自適の二人と未だ悪戦苦闘しているオッサンと・・・ワインと共に飲み下す様々な思い出がある。
様々なことが頭の中を駆け巡り遅くまで寝付かれなかった。
25日午前10時30分から日本経営品質賞授賞式が始まり寛仁親王殿下ご臨席の下に始る。我が社も地方賞受賞者として参列した。ロイヤルパークホテルでの会は盛会だった。
ただ、東京の連中と言うのは暇に任せて様々な遊びを作り出すのだな、と関しながら見ていた。へそまかり虫。
もっと面白い仕掛けが見えてくるぞ。
春の香り
春のような陽射しと青空に誘われて、久し振りにランちゃんと散歩に出た。家で寝ることが仕事になった老犬も、温かい陽を浴びて錯乱したように走り回っている。
雪に覆われているとは言え見慣れている風景のはずなのに妙に懐かしさを感じるのは何故なんだろう? 雪原を渡ってくる風も優しさに満ちている。
保育所の前庭の猫柳? コブシ? ハナモクレン? の芽が膨らみ始めていた。山の中に住んでいながら草木の名前が覚えられない。生来の記憶力の乏しさ故なのだろうが、もう少し興味を持ってもよさそうなものだ。文春3月号に寄せた谷川俊太郎のエッセイにも「草木の名前を覚えない、覚える気がない。・・・名前はどうでも良いが・・・楽しんでいる」そんな文が載っていた。いいね。
昨日今日と高柳の冬のイベント 高柳雪まつり「YOU・悠・遊」が開催されている。昨日の前夜祭はきっとミゾレ交じりの最悪の状況だったと心を痛めていたが、今日は朝からの好天。遊びに行く体力も気力も回復していなかったが、なにやら天が味方していてくれたようで、とても嬉しかった。きっと良い祭ができたのだろう。