原稿を絞りながら、自室に引籠っている。
久し振りに「わたじん」書店に寄ってきた。 出版社で住み込みのバイトをしていたせいで、本屋にはやすらぎがある。 最近、本は届けて貰うけれど書店に寄ることは少なくなってきていた。
そこに「天路の旅人」があった。 沢木耕太郎。 雑誌でエッセイは読むけれど、本は「深夜特急」以来かな。 愉しい時間が過ごせそうだ。
雪は小止み状態。 春はすぐそこだ。
玄関先の雪
雪の中の白鳥 しかし、よくシベリアから飛んでくるね。 毎年同じ田圃にやってくる。 多分同じ家族だろうと思う。
柔らかに柳青める北上の岸辺目に見ゆ泣けと如くに 啄木
大沢からの鯖石川。 昔ながらの川筋があっちにぶつかりこっちにぶつかりして流れ下る。 まだ鹽らしい、清らかな雪解けの流れ下る。 時期が来れば、娼婦の本能を表し濁流になって下る。