1945.8.2
長岡は焼夷弾に焼き尽くされた。 村長だった父はその職権で長岡まで行き、焼死者の顔を一人一人確かめてきたという。 姉は、学徒動員で長岡の工場で働いていたのだ。
火の海の中、宿舎だったお寺の本尊を抱いて逃げたという。
鯖石まで、花火の音は伝わってくる。
朝5時前に近所を徘徊してきた。 夜明けが少し遅くなっている。 明日はもう8月か !
反田恭平 「終止符のない人生」が面白かった。 加藤陽子 「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」 目から鱗だね。 本棚に眠っていた。
我が家の庭には不思議な花が咲く。 昨日は昔の同僚の仏前に花を供えてきた。 泥と汗にまみれた仕事の合間は、彼の道化との共演の時間だった。 みんな風になってゆく。