私は私でない私

2020.09.07 風の戯言

遥かに遠い彼方を台風10号が北に上り、わが故郷の空を赤く染めて、去った。

「私は私でない私」

李登輝の言葉だという。
「私は肯定的な人生観をもってひたむきに生きてきた。
 肯定的な人生観とは自我の果てしなき肯定ではなく、自我を否定した先に開かれる生の肯定である」

 「自己の中に神を宿す」ことだという。

この世の真理は大きな愛である。 ファスト

一切は誠に始まり、誠に終わる。

 誠とは相手にわかる言葉で説くこと、だという。

秋津洲瑞穂の国

2020.09.06 風の戯言

台風の足音が聞こえる。

フィーン現象の煽りか、稲刈りと青い空と白い雲が感動的な風景を創る。

車載温度はまだ35度 !

網いい加減してくれ!

ニニ・ロッソ

2020.09.05 風の戯言

ニニ・ロッソの日本の名曲を集めた CD が届き、沈殿している。
よくぞ「トランペットの詩人」がこんな素晴らしい曲を残してくれたと思う。

2枚の CD に、過ぎ去ってしまった日本の豊饒さに浸っていた。
決して豊かでない、決して自由でなかった時代に、だからこそ人間の悲しさが低く流れて心を打つのだろう。

俺は何かを失いかけている。

花とお地蔵さん

2020.09.03 風の戯言

車載温度計は38度を指し、ニュースで三条が40.4度9月で最高の記録だという。

もう勝手にしゃがれ !

台風の直撃を食わないだけ助かっているのだが沖縄・九州・挑戦は機銃の曳光弾のようにやられている。

保坂正康の「近現代史からの警告」
帯には激動の時代を生き抜くためにこれだけは言っておきたい。大局観を養うことで「歴史の教訓」が見えてくる、とある。
最近、怪しげな解説者、コメンテーターが多い中で、この人の知性は信頼できる。
デジタル時代だけれど、本の価値は変わらない。
薄っぺらなAI翻訳のような言葉しか話せない人が増え、苦悶の果てにやっと口から吐き出したような、真実言葉を聞くことが少なくなった。

もちょっと、元気で意欲的な時間が欲しい。

2020.09.02 風の戯言