明智光秀
明智光秀は嫌いだ。
本能寺ではない。
信長に丸腰に近い油断をさせるまでに「信頼」をさせたからだ。
信長は馬鹿だ。
「麒麟が来る」を見ているけれど子供の頃刷り込まれた人物像は変わらないらしい。
「弧将」Song of the Sword 蓮池薫訳
韓国の作家 金薫(キム・フン)の「弧将」原題は「刀の詩」Song of the Sword 蓮池さんが翻訳した小説。文禄・慶長の役で日本軍を破った李舜臣の第一人称による小説。
王に信頼されず、その有能さは余人に代え難く、部下にも信頼されず、ただ日本軍と戦い勝利することだけが求められ、孤独の中にその任務を遂行する。
自分の任務を識り、定め、いそしむことを楽しみ、勤め励むのは不死の境地である。
雑音を発する者には死を与えよ。
夜になって、やっと体調が戻り、本の世界に沈み込む。活力が湧き出てくる。
以前にも読んでいたのだが、その重さに耐えられなかった。
弧将の独り言の裏に蓮池さんの苦しみが重なってきている・・・そんな感じ。
写真は庭に咲き始めたクロッカス。
陽が当たって時には黄色の花が手をイッパイに広げて咲いている。
マンダパダ
何ものかを信ずることなく、作られざるものを知り
生死のきずなを断ち、善悪をなすによしなく、欲求を捨て去った人
-彼こそ実に最上の人である。
無益な語句を千たび語るよりも
聞いて心の鎮まる有益な語句を一つ聞く方が優れている。
ダンマパダ 法句経 人間の真理の言葉
知恵乏しき人々は放逸にふける。
しかしこころある人は、勤め励むのを守る。
正しい心理を知らない愚かなものどもには、生死の道のりは長い。
愚かなものは生涯賢者に仕えても、真理を知ることがない。
匙が汁の味を知ることがないように。
真理を喜ぶ人は、こころ清らかに澄んで、安らかに臥す。
聖者の説きたもうた真理を、賢者は常に楽しむ。
一つの岩の塊が風に揺るがないように、賢者は避難と称賛に動じない。
中村哲 「人は信ずるに足り、真心は信頼するに足る」
くたばれ! 小市民国家・日本 !
地方都市で市民の文化祭を準備していたのに行政側からの「要請」で中止になった。
会場準備や諸々の経費で1000万円くらい掛かった。
その経費負担をどうするかで行政と主催者でバトルになっている。
突然の学校の休校要請で様々な問題が溢れかえっている。
誰にも相談しなかったという安倍総理の回答はおかしい。
各種のイベントの中止要請も疑問も挟まずに実行に移している小市民の頭の程度を疑う。
小さな正義を振り回し、物事の対処の優先順位を無視し、根回しなしにやることの馬鹿さ加減に呆れている。
腹が立つからこの辺で止める。
「FUKUSIMA 50」という映画、3月6日に封切だという。
見たい !