秋の村祭り

2018.10.21 風の戯言

会社の未来を託した友人の42歳の息子が亡くなり、お別れの会に参列してきた。
早すぎて、言葉もない。

帰ってきて村の秋祭りに行ってきた。
じーさんから今年誕生した子供達まで、賑やかな祭りだった。

こんな時間もいい。

写真は昨日の夕方、久し振りの虹。

赤トンボ、今夜はどこで寝るのやら

2018.10.08 風の戯言

サピエンス全史に、人間は江戸端会議をしてきたから生き延びた、そんなことが書いてあった。
人間はアフリカを出て、旅をしてきたから、生きる為に環境に順応してきたから賢くなった、とは以前聞いていた。

浅田次郎 中原の虹を読み直している。
面白い記述があった。

日本人は、特に女の人は不幸な話が大好きで、自分の事でも些細なことをボヤいてみんなと仲良くなる、それが大事なのだそうだ。
うーん、人類が生き延びた「コミュニケーション」の極意かも知れないね。

自分の幸福や、夢や希望を語るのは毛嫌いされる。とか。
わかるなぁ・・・

写真は安田明神の奥の田圃
足に自信がなかったので、山裾まで行けなかったけれど、久し振りに散歩を楽しんできた。
秋空にトンボが舞い、小さな黄色い蝶蝶が生きていた。

椅子をもってきて、一日中この景色の中に溶け込んでいたい。

夕方の庭に蜻蛉が群れていた。

赤トンボ、今日の飯は食ったかな  

連発式台風

2018.10.07 風の戯言

最近は毎週台風の予報に脅えている。
幸い、24号25号が無事に通り過ぎて要ってくれた。
鯖石は伊勢湾台風の経路が一番怖いようだ。
西風は山の中まで来ない。

5日の星空は綺麗だった。
夜中の3時くらいだっけど・・・

嵐の前の静けさ

2018.09.30 風の戯言

台風24号が近づいている。
テレビはそのニュースだけだが、現在の所「嵐の前の静けさ」

今夜から明日の早朝。
いわば夜中の暴風雨になるのか。

前の庭の花が美しい。

金木犀がいい香りを漂わせている。

八石山埋蔵金物語

2018.09.19 風の戯言

もう随分と昔の話になる。
そうだね、土方だった頃だからもう40年も前のことになるのかなぁ。
会社のガソリン・スタンドで「油を売っていた」ら大阪から来たという変な男と意気投合してしまった。
「何しに来たんだ?」 と俺の愛くるしい問いかけに、彼は無愛想に「宝探しよ!」とぬかしやがった。時はまさに「埋蔵金ブーム」の時代。

奴(やつ)の言うにはこうだ。
蒋介石が中国大陸を追われ台湾に逃げる時、妻の宋美麗の家から持ち出した金銀財宝を八石山に埋めたのだ、という。
八石山の埋蔵金 ? あの児玉誉士夫が運んだのだ? で、何故八石山に?

大東亜戦争で日本が負けた時、中国大陸に残された人達を日本に帰す指揮を執った「覆面の司令官」がいた。
その人のお陰で中国大陸からの引き揚げは満州よりはスムースだった、という。
その覆面の司令官と蒋介石との信頼が厚く、司令官のふるさとに埋めたんだよ、知らなかったのか、バァーカ !

この俺に向かって「バァーカ」とは何事だ、その場で首を絞めてやろうかと思ったが、財宝は800億だと言う。
何人か後を追ったが善根の御滝さんの当たりで見失ったという。

八石山の善根城跡に飯田貞固陸軍中将揮毫の碑がある。
小国八王子の人で近衛師団長を勤め昭和天皇の信頼が厚かったと聞く。
生年は山本五十六、東条英機と同じ明治17年。
蒋介石は高田連隊にいたことが有り、小千谷小粟田原にあった陸軍飛行場にも来たことがある、と言う話を聞いたことがある、と市の職員。

話の辻褄が合ってきたぞと喜んでいたら、財宝は見つかり御滝さんの川に2本の橋を寄付して帰ったという。やれやれ !

飯田貞固中将のことを調べてみたいがまだ謎が多い。
加納の清龍寺に中将のお墓がある。
子供の頃、教科書か何かで石川峠を越えて南城三余堂に通う話が載っていたのをかすかに覚えている。

八石は不思議な山だ。
涅槃仏のお姿から信仰を集めた山でもあったらしい。
「善根」という地名も尋常じゃない。

八石山は、また維新回天の長州中国毛利の故郷でもあり、好きなタイプじゃないけれど安倍総理も長州人だ。
八石山と縁の深い長州人脈が今も日本の政治を動かしている。

鯖石郷に流れる歴史の不思議さを感じる。

(柏崎日報 9/22 掲載予定原稿)