集合的無意識

2017.07.02 風の戯言


 「虫の知らせ」
「噂をすれば影」

 相互的に因果関係が無いのに意味の関連した物事が同時発生する現象であり、科学的に検証できる話ではないが、人々の意識の奥底に潜む太鼓からの「集合的無意識」の作用らしい。

 自分に備わった特異な能力は「未来が見える」こと。
 良いことも悪いことも・・・弱いものの、例えば雀たちの生き延べる術の最高の技は、いち早く危険を察知して「逃げること」 多分、そんな天与の能力によるものかも知れない。

 散歩していて、土砂降りになる間一髪で家に入る。
 事故寸前で、皆を避難させる。
 もう、神がいるとしか思えないタイミングで「その人」に会える、ナンテのは偶にではあるが、よくある。

 悪いことはそんなに無い。
  「泣きっ面にハチ」
  「弱り目にたたり目」
 そして
  「悪いことは重なる」
 そういうことは滅多に無いのが不思議だ。

 でも、今日は不思議なことがあった。
  花を買って、実家の墓に行ったとき、その花を供える間、ホントにそれを目がけるように、一瞬だけど土砂降りになった。

 兄と先祖に怒られたのかな。

 
 「運命の人」
 山崎豊子の沖縄返還交渉の裏面を描き出した西山記者を主人公に、外務省職員と「情を通じ」秘密文書を得、政府のまやかしを暴き出した、今に通じるテーマ。
 安倍政権の出鱈目が、今夜の東京都議会議員選挙にどう現れるのか、興味津々。

星たちのワルツ

2017.06.19 風の戯言


 庭に出ると、星たちが退屈している。
  天井に張り付いてままだから、ウンザリしているのだろう。

 北極星を中心にレースしたって、もういいや! って雰囲気。

 でも一つ一つの星をよく見ると、星が遊んでいるんだ!

 持ち場を遠く離れられないから、狭い範囲だけど、星は自分のリズムで踊っていたり、気儘に飛び跳ねている。

 暖かい季節、可愛い風も庭で遊び始める。

  デッキチェアで空を見てると痴呆症を忘れる。

閻魔市

2017.06.13 風の戯言


 柏崎市 夏の風物詩 閻魔市が始まった。

 ここ暫くは、あの市でごった返す通りには行っていない。

 昔、兄に連れて行って貰って映画を見て、盛来軒のラーメンを食わして貰い、仕上げにパチンコ屋につれて貰ったら、世の中にはこんな楽しいことがあるんだ、と驚いた記憶がある。

 実家は南鯖石の山の中、周りは山と畑と田圃だけ。
 閻魔市の人混みは、違う惑星の出来事のようだった。

 当時の兄は柏?高校生、罰紺なんてして良かったのかなぁ・・・

静かな町へ

2017.06.10 風の戯言


 5月12日、柏崎日報の一面に出した「意見広告」は静かな拡がりを魅せている。

 多々問題はあるけれど、原発再稼働には東京本社を柏崎に移せ、との声が拡がり始めている。

 簡単ではないが、東電の本気度を確かめている。

没法子 (メイフアーヅ)

2017.05.28 風の戯言


 浅田次郎の清朝末に題材を得た「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」「マンチュリアン・リポート」そして第5部「天子蒙塵」が面白い。

 この作家の構想力と言葉の豊富さに目眩がする。

 「天子蒙塵」

 暫く楽しめそうだ。

 没法子 (メイファーヅ)とは「どうしょうもないね」というあきらめの言葉。

 「どんなに辛くても決して没法子とは言わず、運命に逆らい続ける勇気を。さればこそ虫けらでなく人間なのだと」
 
 主人公に西太后が語った言葉として文中に出てくる。