「やすらぎの郷」

2017.04.30 風の戯言


 倉本聰の「やすらぎの郷」が面白い。

 言われてみれば、確かに高齢者向けのテレビ番組がない。テレビで活躍した人しか入れない介護施設という設定もドラマとしては最高だね。キャストもみんな往年の大スター、役柄とダブって見えるから尚更奥行きが深くなる。

 やはり「創造的人間」の素晴らしさ。倉本聰に脱帽です。

 何て言っている内に、明日から五月。

 もう一年の3/1が終わってしまった。

 先日、久し振りに上京し、自分の役割は午前中で終わったので、皇居に天皇陛下を訪問したかったけれどお留守だった。
 ご高齢ながら全身全霊でご自分の職務を果たしていられることに背筋が伸びる思いがする。
 
 ベリリュー島を思い出す。

 桔梗門で不審者はアウト、ならばと大手門から侵入、手荷物検査をされ、皇居東御苑二の丸公園を目指したが、鞄が重く足はガクガク、残念ながら退散。

 ビックリしたのは外人が多いこと。

 日本文化の重心を見て貰ったようで、嬉しかった。

 もう少し体調を整え、皇居の中をゆっくり拝したい。

ブナ

2017.04.23 風の戯言


 高柳のブナ林が新緑に映えている。

 一年前からドローンによるブナ林の新緑を撮る約束がやっと果たせた。麦麦ベーカリーとかぶら屋の主人達と、高柳の八景を空から撮ろうとの企画。思ったより楽じゃないし、結構拘りが求められる。自分に課せているだけだけれど・・・。

 お天気と自分の都合。

 でも、撮りためていくと楽しい。

谷根の緋桃

2017.04.21 風の戯言


 昔は川内に入った川縁の緋桃が春を告げていた。

 最近は谷根の人達が丹精を込めた緋桃が美しい。

 村の公園の周りを埋めるように緋桃の林が拡げられている。

75歳の芸者

2017.04.20 風の戯言


 1月5日、長岡商工会議所で知り合った75歳の芸者との飲む約束をやっと果たすことが出来た。
 大光銀行の元祖、駒形十吉さんの座敷に侍っていたという人。
 色々な話を聞きたかったけれど、雰囲気が違ったようだ。
 ごめんなさい、だね。

 世の中色々ややこしいことになっているけど、自分を完全燃焼させて終わりにするには、もう一度「ベンチャー」に戻ることが必要のようだ。

 みんな、何故こんなに安定志向になったのか、発想に柔軟性がなくなってしまったのか、何故こんなに「面白さ」に貪欲でなくなってしまったのか、寂しい気持ちに心が塞がれてしまう。

 一人遊びをするのが一番いいのだろう。

風の随に

2017.04.19 風の戯言


 咲き誇り今は散り落つ桜花
   7分咲きのその懐かしさに   
              少年歌人 おさむ

 創業30周年目のパーティが終わったら、痴呆症が急変し10日間ほどベッドで仮死状態。

 晴れ間を狙って徘徊し、山間の、まだ雪の残る星野行男市長・代議士の墓に花を供えることが出来た。嬉しかった。
 
 40数年前、当時小千谷市長だった星野さんに声をかけて貰わなければ、俺はどんな人生を歩いていたのだろう。

 星野さんの温かい笑顔が、信濃川の空に浮かんでいた。