春休み (1)

2014.04.09 風の戯言


 「疲れた・・・」なんて言ったら、口が腐ってしまう。

 でも、72歳の青春を謳歌するつもりでいたけれど、さすがに頭と身体がチグハグになってきている。

 自分を診察すると、多少精神的な障害があるようなので、本当はゆっくりと星空を眺めることが必要なんだろう。

 夜はまだちょっと寒いけれどね。

 散歩道に川縁に水仙が咲いていた。
 少しづつ、田圃も始まってきたようだ。

雪は降る、花は咲く。

2014.04.05 風の戯言


 朝、雪が散らついていた。

 昨日は20度近くあったのに、また冬に戻ったみたいだ。

 春先は、体調が不安定になる。
 もう親父が死んで60年も過ぎ、親父の年を越えているのに、親父の命日が近づくと体調も精神状態も不安定になる。
 こんな時は静かに仏前にお参りするのが一番安定する。

 気分転換に車を転がし、海を眺め、頸城平野を走ってきた。梅か桜か俺には判らないけれど、蕾が膨らみ始め満開は近いのだろう。

 ただ、ちょっと寒かった。

北斗七星

2014.04.01 風の戯言


 いつの間にか4月になっていた。

 昨日今日と晴天が続き、春を楽しんでいる。

 多少雨でも時間を作って歩いているけれど、やはり温かい陽射しの中をウロウロするのはいい !
 
 風体は、殆ど認知症の家出老人みたいだけれど、頭の中では啄木を途切れ度切れに思い浮かべたりしている。まだ俺は青春の真っ直中にいるんだ ! 多少知恵遅れのキライはあるけれど・・・。

 火の用心の夜回りから帰ってきた女房が「星が綺麗 ! 」なんて、普段に会わない感動を漏らしていた。
 久し振りに北斗星と北斗七星が確認でき、南半分の綺麗な星空を仰ぎ見ていた。
 時折、ジェット機の音が聞こえたりして、何か異次元の空間を楽しんでいるような雰囲気。

 庭の椅子で夜空を見ながら過ぎ去りし過去とこれからの未来との移動する接点で「今」を見るのもいいもんだ。

 酒が飲めたら・・・星達が誘っている。

雪割草

2014.03.29 風の戯言


 じょんのび村から下った山の肌に雪割草が咲いている。

 とる人は誰もいないけれど、今年はまだ見つけられていないようだ。

 温かい陽射しの中で、静かに自分達の祭りを楽しんでいるような雰囲気。いいもんだね。

庭の雪が消えた !

2014.03.27 風の戯言


 まるで「春」のようなお天気が続いている。
 時折、雨も混じるけれど・・・それは許してもいいお天気。

 山道に蕗の薹が顔を出し、夕食の小皿を楽しませてくれる。もうすぐ、山椒の芽やアサツキが小さな食卓を彩る。

 庭の雪も、西側の屋根下の雪を残し、みんな消えた。

 畑も、芝生も、春を迎えている。