積雪 2m

2010.01.17 風の戯言


 我が家の積雪が2メートル近くになっている。
 16日は青空も覗き、雪堀SOSで4人が車庫2棟、小屋1棟、本屋の屋根、屋根下、小路を除雪して貰った。もう我ら老夫婦の手には負えない。
 そういえば、昔、坂本龍馬の海援隊、中岡慎太郎の陸援隊、石塚修の雪援隊なんていいながら近隣の建築職人を集めて雪に埋もれた老人住宅の応援に駆けつけていた頃を思い出した。作業の終わった夕方、手に入った森林組合の古い建物の中で、ストーブを囲みながら皆で酒を飲むのが何より楽しかった。3年続きの豪雪の年だったから、もう20数年前になる。

 「雪地獄、祖先の地なれば住み続げり」
 当時の新聞に載った十日町の古老が伝える、何とも気の滅入る言葉を今も思い出す。祭りも何も、腹の底から搾り出すようなこの呻き声が解らないと本当の喜びが味わえないのかもしれない。
 焼け石を手に握り締めながら、人は己の命を生きて行く。

 気分を変えて、経営品質「顧客本位」の忘れ残りメモ
 文春2月号の塩野七生にエッセイに、ユニクロの柳井社長の言葉として紹介された一言。
 「なかなか結果が出ないのは多分、自分でやりたいことだけをやってるるんじゃないか。お客様が欲しいと思う選択肢に、まず入らないと売れない。自分の好みに入り込むと売れなくなります」
 塩野さんが柳井社長と気が合いそうだと言う3つの概念。
 1.ニーズには、喚起することにより起こることもある。。
 2.縮み志向の向うには衰退しか待っていないという認識。
 3.リスクを負う覚悟を常に以って、仕事してきたこと。
 
 最近気になること-小沢一郎のこと。
 民主主義は自由で公平な選挙に依り多数を得たものが決定権を持つ。しかし、それだけであって幹事長が全能の神になったわけではない。指導者としての未来に対する想いが伝わってこない。早めに排除しないと日本はまた暗い道を歩くことになる。日本は八百万の神がいて、一神教の国ではない。
 神話の時代から、日本は民主主義なのだ、と思う。

すごい雪だネェ

2010.01.15 風の戯言


 久し振りに、笑ってしまうほど雪が降り続いている。
 庭も、屋根も、道路もヒドイものだ。
 消雪パイプの水も間に合わないし、スノーマットも何処に行ったか全く見えない。除雪機械の音もしない。いやいや、すごい雪だね。

大雪

2010.01.14 風の戯言


 この世界から一切の音が消えて、雪が降っている。
 ただ、昔のように凍りつくような寒さはない。歳で感覚が鈍っているせいか? 今の時間、14日午前4時28分。

 友人からのメールで、久し振りに中村天風を思い出した。
 「心と感情は別のもの。心は行動を制御するシステム」
 確かこんな記述があり、救われつつ、また次の難題を抱えたように思っていた。
 人に豊かさをも齎すものは「感情」であり、その多くは荒ぶる感情をコントロールした時に与えられる。知性で制御できない感情の爆発は、祖先の神であるが如く人間らしく好ましくはあるが、嵐が過ぎた後の寂しさは、これ以上のものはない。
 本音と建前の問題で、山本五十六が友人にあてた手紙の中で「自分の考えていることと全く逆のことをしなくてはならない(開戦の事か?)のは変なもんだ」という意味のことを書いている、と聞いた。山本七平の「空気」そのものだが、もっと自由に「個人」の主張が出来たら日本は面白くなっていたのだろうと思うことがある。

 無音の世界で、つまらぬことに思い至っている。

冬の陽光の中で

2010.01.11 風の戯言


 久し振りに青空と温かい陽光に恵まれ、3連休の最終日は無精髭に埋れながらの腑抜けを楽しんでいた。
 傾き始めた陽を受けながら、妻に首縄を引っ張られヨタヨタ歩く姿は、多分人目にも雄雄しくは見えたのかなぁ? とビミョー。
 ヨタッタ身体にムチ打つような脅迫概念で毎日アリナミンVとニンニクの力、睡眠薬と養命酒コップ一杯を何年も続けていたら、心身ともに融け始めていた。何事にも「あんべぇ」があるもので、過ぎたるは及ばざる如し・・・いや、害の方が大きくなるのだろう。
 思い切って全てを絶って、酒だけはなんともならないが・・・少しづつもとの元気が戻ってきた。

 酒乱性人生論の真髄は「人生如何に生くべきか」の問いを「人生、どうしたらうまい酒が飲めるか」に置き換えるところから始っている。「ほどほどに酒の買える経済力」と「語りつくせぬ話の泉」と「時間を忘れて飲める友人」が大切なのだ、と。
 自宅脇の「柏崎気球会館」に泊り込んでいた4−50人の京大生達と、そんな話で盛り上がっていた人生の季節があった。
 冬の青空を眺めていると、思い出すことが多過ぎる。

酒のない世界に連れてって・・・

2010.01.10 風の戯言


 今年は4日から仕事始め。
 11時から賀詞交換会、夕方は社内で仕事始めの新年会。 「カル–ク」の予定が結構「濃厚に」になってしまった。

 5日は長岡商工会議所の新年会に新年号への寄稿者として「来賓」で招かれた。何とも居心地の悪い席だが、覚悟を決めて挨拶に回り始めたら前会頭の大原久治さんが居たり、酒井カマキリ博士がいたりで、もう賑やか ! 更にフロアを回れば知っている人たちが集まってくる。すっかり調子全開で蝶のように舞いながら飛ばしている内にカンコーの藍沢社長に誘われて2次会へ。
 フラフラしながら電車で柏崎へ。藍沢さんの娘さんに拾って貰って無事自宅へ。
 7日は長岡経営品質研究会に誘われて岡本先生のセミナーを受け、終了後岡本さんの結婚祝いにチェンジ。ここでもはしゃぎ過ぎて、どうやって家に帰ったのかなぁー?
 長岡は、柏崎と違ってみんな明るい ! 柏崎の経済人はこうはいかない。お互いが苦しい時に、如何に明るく見せるか、そこに大人の思い遣りと、優しさと、しぶとさがあるように思う。

 9日は柏崎の意味不明の集まり、名前は一応「新縄の会」、心は、前回の話が「ウンコ」に落ちてきて、辿ればトイレットペーパー、落とし紙、新聞紙を適度の大きさにきったもの、柿の葉っぱ、いやその前は「アラナワ」じゃぞ、と「ウンチク談」が盛り上がり、次回は正月だから「荒縄」ではなく「新縄の儀式」でやろうと、手の付けられない大人の暴走が始り、会場の「笹川」は大変なことになっていた。
 でもまた、こんな子供のような大人の酒宴はムチャクチャ楽しい。
 今日は、完全に一日ダウン !