今私に出来ること

2007.08.08 風の戯言


 KOKIAなる歌手のことは余り知らない。
 何故この人が柏崎で歌っていたのかも知らない。
 多々歌の題名に感動した。「今私に出来ること」
 そうなんだ。いろいろと考え込んで結局何も出来ずに部屋でため息をついているより、誰か何か言ったとしても自分の人生の時間を熱くするのは自分だけだ。

 今日、天皇皇后両陛下が柏崎に見舞いに来てくださいました。高齢で多忙で重い荷物をしょったお二人が柏崎に来られた事の意味は大きいと思う。

 安田の田圃は暫らく前から色づいている。
 本当に、時間は確実に動いていて、もう直ぐお盆になる。
 一年が速すぎて、何か大きなことがあり過ぎて一度に年を重ねたような想いがする。

 まだゆとりは少ないようだ。

地震後3週間

2007.08.05 風の戯言


 地震後3週間になろうとしている。
 怒りから虚脱に向かい、少し根性を出して街中を回る。
 古き良き時代の柏崎の建物が根こそぎ消滅し様としている。都市文化を語るのに町並みの景観と人が大事になるのだろうが・・・。何にもなくなってしまった。

 東伝の調査と方針決定から補修工事、検査名と背をひっくるめると2年くらいはかかるのかネェ。その間福島は定見をしてられないから、ていけんさぎょういんはとうぶんしごとなし!

地震後2週間

2007.07.30 風の戯言

 激しい怒りから底の見えない落ち込み、ジェットコースターのような感情の起伏が少しづつ落ち着きを取り戻してきた。なるようにしかならないと言う諦めと、きっと何処かで反転するだろうと言う自分への希望。
 いろいろな感情がごちゃ混ぜになって2週間が過ぎた。
 倒壊した家の取り壊しや片付けが進み、町は又違った様相を見せ始めた。生活の再構築が出来ないまま困惑を隠せない人たちも多いと言う。
 後ろを振り返っている暇も無い人たちもいる。
 やがて町は時間と共に蘇っていくのだろう。

花火

2007.07.26 風の戯言

 7月26日
 何事も無ければ、今日は花火で今の時間は帰りの車で混雑していたのだろう。

 たった一発、誰もいない海岸でコンビニで買った花火を揚げてきた。ささやか過ぎて無駄な抵抗に近いのかも知れぬ。ただ、そうしたかっただけだ。

地震の後で

2007.07.21 風の戯言

 地震の後、最初の休日を迎えている。
 一週間を乗り切ったという安堵感と、本格的な復興が始まる来週に向けて情報交換と非常時待機で何人かと会社に詰めている。
 スゴイ打撃の後で、顧客企業が復興への前進を始めている。負けてなるものかという意気込みもあるけれど、災難を現実として受け止めぼやきながらも動き出している、と言うところか。人様の役に立つ仕事があると言うことは何という救いだろう。
 のろのろと、ぼとぼとと、会社にいても出来ることは少ないのだけれど、ここにいるだけで心が静まり、少しづつファイトが沸いてくるのが分かる。
 小さな余震が続いている。もうたいしたことはないだろう。