SHINJOの涙

2006.10.27 風の戯言


 近鉄バッファローズが消えて以来、俺はプロ野球を見るのを止めた。仰木監督の、近鉄バッファローズの野球にハマったら、巨人や他の球団の野球なんてクソみたいなものだった。優勝を目前にして、最後に負けて、夕焼けの中を去ってゆく男の背中、なんてもうクシャクシャになったものだ。

 今日の新庄の涙が堪らなかった。
 俺の美学から言えば少し違うのだけれど、新庄の涙は許せた。
 一人で闘ってきた男が、みんなの兄貴になっていたんだ。

 久々にいい日だった。

秋、俺の休日

2006.10.23 風の戯言


 今日は友人の自裁の日、もう4年経つのかなぁ・・・。
 そして明日は中越地震から2年・・・。

 秋晴れの空は青く、色づき始めた公園の落ち葉が俺を不機嫌にさせる。自宅前の中鯖石コミュニティでは秋恒例の鯖石ロードレースで賑わっているが、何か自分とは別世界。寒々とした心の中を通り過ぎる風は、今日の穏やかな天候とは別世界。
 近くのコンビニでスパゲッティの弁当を買い、妻と二人ぶどう園に忍び込んで昼食とする。刈羽三山、米山、黒姫山、八国山が秋空に映え、しばし心豊かな時間が持てた。

 夜「未完成」で宮島さんたちのライブ。アルコール分なしでジャズを聴いていたけれど、これは邪道だ。頭がクラクラするほど酒を飲み、感情のろ過装置を外さないと演奏者も困ってしまう。
 帰り道、若者が一人スケボーを蹴っていた。何故か青春時代の苛立ちが込上げて来て暫らくタイムスリップしていた。俺はあの頃、何にあんなに牙を剥いていたのだろう。金も希望も才能もなく、絶望に打ちひしがれていた。あれからどうして生き延びてきたのか、今も良く判らない。
 
 人生の秋は穏やかな茶系の色合いが似合う。ハズなんだよな。

懐かしきかな! SL

2006.10.15 風の戯言


 秋晴れの中、SLが走っていた。

 長い汽笛に、懐かしさがこみ上げてきた。
 「汽車」が鯖石川に架かる安田の鉄橋を渡る音が、夜風に乗って聞こえてくる・・・遠い昔の話だ・・・

偽りのリアリティ

2006.10.12 風の戯言


 「人間を幸福にしない日本というシステム」と言う本がある。長らく本棚の肥しになっていた。
 著者はオランダ人ジャーナリスト、カレン・ヴァン・ウォルフレン。どういう人か知らない。
 
  「この人生はどこかおかしい」と多くの日本人が感じている。それは何故か?

 そんな書き出しでこの本は始まる。
 言われてみれば個人生活も会社勤務も、まして公的な会議などはいつも「建前」の中で進み成り立っている。どこかおかしい、だけど誰も発言しない、自分も何故か黙っている、そんな経験は誰でも持っているのだろう。何故?

 「偽りのリアリティ」

 本当のことを、怪我の正体を、絶望の深淵を誰も覗こうとはしない。現実を直視し、時に傷口に塩を塗りこむような痛みの中から、やっと本当の姿が見え、何をせねばならないのか判って来る。
 この本もシンドそうだ

2006.10.08 風の戯言


 久し振りに虹を見た。
 3連休の初日は社員の結婚式。今日の中日は川西町の中後グリーンパークにゴルフの練習。台風が低気圧になったとはいえ激しい雨でコースに出る元気はない。100球ほどの打ちっぱなしで相変わらず進歩なしと判断。真直ぐ行くだけいいか。20日の銀行ゴルフコンペはまぁ、こんなもんで勘弁してもらおう。
 クラブハウスで遅い昼食を摂っていたら虹が出た。正に「出た!」と言うくらい突然に綺麗な虹がかかっていた。

 秋になるとよく虹が出るのですよ。
 虹が信濃川を渡るようになると雪が近いんですよね。

 味噌ラーメンを待つ間に、厨房の中からそんな話を聞かせてくれた。

 そうか、もう10月なんだ。