シベリア

2016年11月14日 風の戯言


 山崎豊子の「不毛地帯」を読み返している。
 みんな忘れてしまい、新鮮な読書が楽しい。

 「シベリア抑留」

 この、国家犯罪のような暴挙の元が何処にあるのか、司馬遼太郎の「ロシアについて」を引っ張り出して、気儘な乱読を楽しんでいる。こんな時間が嬉しい。
 

天空の紅葉

2016年11月13日 風の戯言


 お天気に誘われて、近くの山道を走っている。
 自然の中の紅葉は、飾り気のない大らかな景色を魅せている。

 ボブ・ディランが、何故かよく似合う。

 黒岩ダムでドローンを飛ばし、磯之辺で黒姫の紅葉と魚沼の山並みを撮っているうちに電池が切れ、なんとかドローンを回収。何かが起きないと次のスタートが切れない。ヤナ性格!

 世の中はトランプだ、パク・クネだと賑やかだが此所はそんな喧噪とは別世界。静かな生活を楽しんでいる。

狂った社会

2016年11月06日 風の戯言

 「民主主義」は正しいが、現在の「民主政治」は狂っている。

 「資本主義」も正しいが、現在の「経済社会」は狂っている。

 
 何故か ?

 本来の「理念」を失っているからだ。

 「思い」を失い、空の「システム」だけが動いている。

 「文化」と言うことかも知れない。

 簡単に言えば

  社会常識、礼儀なのだが・・・

風に吹かれて(2)

2016年10月31日 風の戯言

 ボブ・ディランがやはりノーベル賞を受けるらしい。
 ノーベル賞受賞辞退のニュースを喜んでいたのだが・・・。
 
 根性なしが!

 だが、彼の詩はやはり素晴らしいと思う。

 モンゴルの大地を流れる風の香りがする。

 宇宙の営みのように、温かく全てを包み込むような無の世界。

 静かに、静かに温かく時は流れて行く。

風に吹かれて

2016年10月30日 風の戯言

 ボブ・ディランがノーベル賞を辞退しそうだとのニュースに、すっかり嬉しくなり彼のCDを買った。

 何度空を見上げたら
 人は本当の空を見られるようになるのだろう?
 人々が泣き叫ぶ声を聞くには
 二つの耳では足りないのだろうか?
 どれだけ人が死んだら
 どれだけ多くの人が死んでしまっていることにきづくのだろう?
 その答えは、友よ、風に吹かれている
 その答えは風の中に舞っている

 世界では宗教間の近親憎悪や、資源の争奪戦争、大義のためと称する戦争が渦巻いている。そのためにどれだけ多くの人が死んでしまったのだろう。そのために、どれだけ多くの人達が故郷を追われ、生活の糧を失ってしまったのだろう。
 俺は、子供達の泣き叫ぶ声を聞きたくない。
 俺は、子供達が腹を空かせて泣く声を聞きたくない。
 
 それにしても、人は何故殺し合いを続けるのだろうか?

 殺し合う人達の武器弾薬はどうやって求められるのだろう?

 武器商人の暗躍があるにしても、その元手は誰が、なんのために支払っているのか?

 国家はなんのために「核」を持つのだろう。
 一瞬にして何万人もの命を奪う「核」を、その核兵器禁止条約に、何故日本は反対するのだろうか?

 広島・長崎の人達はなんのために死んだのだろうか?
 フクシマの人達はなんの為に故郷を追われなくてはならなかったのだろうか?

 その答えは、友よ、風に吹かれている
 その答えは風の中に舞っている