地方の時代

2016年04月01日 風の戯言


 一億総活躍社会や地方創生、白々しい言葉が並ぶ。

 南海トラフ、関東大震災、メルトダウンなんて言葉も並ぶ。

 東京一極集中なんて言葉もメディアを駆け巡っている。

 グローバルスタンダード、大量生産時代、少し古いかな。誰が買うのだろう・・・。

 角さんの「日本列島改造論」、「地方の時代」をもう一度考える時を迎えているのだろう。

 田舎で畑を耕し、海で釣れた魚は食卓を賑わし、晴れればゴルフを楽しみ、草取りに時間を忘れる。そんな黄金の生活もあるのだと思う。

 地方の時代、そうなんだよ。
 

春の散歩

2016年03月29日 風の戯言


 春の温かい日差しの中で散歩する時間が取れるようになった。

 頭の中の痼りが、少しづつ溶けて行く。

 徘徊じゃないよ。言っとくけど !

 むかーし、西脇順三郎が山本山を散策している写真が新聞に載っていた。

 何故か、あの姿が忘れられないでいる。

 俺は・・・違うか ?

FOFCトリプルコンパインド

2016年03月03日 風の戯言


 ビジネスは人を幸せにするためにある。
 宗教と違うのは、そのエネルギー源として人の欲を利用している。資本主義は人を幸せにする見返りに、自分の欲が達成できる。

 全ての産業はそうなんだろうと思う。
 だから、一つの産業を成立させるために「避難訓練」を義務づける、最優先させて実施をする、なんて俺には考えられない。

 日本の産業を考えると原発は避けて通れないのかも知れない。

 ただ、俺はフクシマの惨状が頭から去らない。震災の3ケ月くらい後、俺は南相馬の原発20キロの地点で、車を止められた。春なのに、農家の庭や田圃には草が伸びていた。

 「原発難民」は死んでも嫌だ。

 地域が生きていくために、電力は必要だ。だったら、原発の代わりないか? それを求めてビックサイトのセミナーを聞きに行ってきた。

 得られたモノは
 1.SOFCトリプルコンパインド
  これは須田先生に聞いていた。その確証を得た。
 2.このシステムが『地産地消』の可能性を秘めていること。
  大型発電設備では送電ロス、費用がバカにならない。

 いよいよ、コスト計算の領域に踏み込んでくる。

岸 博幸

2016年03月02日 風の戯言


 「日本経済とエネルギーの今後を考える」

 商工会議所主催の講演会を覗いてきた。

 柏崎の地方創生を考える時、原発再稼働による交付金しかない、という結論から問いを逆登りした、柏崎を舐め尽くした講演は、氏の標榜するクリエィティブな視点が何処にもない。

 ハッキリ言って「バカ」だね。

 生活が大事なのは誰にでも判っている。ただフクシマのような『原発難民』だけは死んでも嫌だ、という地元の不安が何も判っていない。

 アホみたいな馬面には2度と会いたくない。

 石川和男のように、油やガスの輸入に1日100億円かかるのだ、このお金があれば・・・さぁ、どうするのだ ? と開き直られた方が本気になって考える。

 俺は絶対に他の方法を考える。任せといて !

 蕗の薹・・・まだ早いか ?

無罪判決

2016年03月01日 風の戯言


 介護者が電車にひかれ、その事故で損害賠償を求められていた裁判で無罪判決が出たようだ。
 他人事でなくなってきた。

 と同時にいろいろ考えさせられる事故でもある。

 世の中の全てが変わりつつある中で、「長寿」は既に幸福ではなくなってきている。問題発言であることはわかりきっているが、死の価値が変わってしまったのだ。「惜しまれつつ逝く」というのが本来の『幸福な死』なのだろうが、介護に疲れ果て、自らの死を選ばざる末期というのは当事者双方にとって哀しすぎる。

 「70歳死亡法案可決」なんてバカな話も書いた。「ソイレント・グリーン」の背景のような人間の終末処理場も必要なのかも知れない。

 哀し過ぎる話になった。

 人間とは何か?

 今まで「正」と信じてきた倫理と価値観が変わらざるを得ない時に来ている。

 十字架を背負ってでも、人を救う宗教が必要なのだろう。

 自然の中で生きてきた日本人古来の人生観が人を救うのかも知れない。