嘘とフェイク

2018年06月19日 風の戯言

昔、ある町に「センミツ」と称された男がいた。
いや、奴は「マンミツ」だという人達もいた。
千に三つしか本当のことがないのだと。損得に関係の無い、たわいもない話にまで「嘘」が混じるのだという。

最初会った時は彼の話を喜んで聞いていた。
しかし、その話を他でやると、石塚さんそれは違うよ、嘘だよという。
でも暫く俺は彼を信じた。

しかし、ある温泉宿で、玄関に飾られた大きな四角い竹を物珍しそうに眺めていたら、彼は「ああ、この竹 ? 裏の山にいくらでも生えているよ」とのこと。
翌朝宿の主人に「そうだってねぇ」と聞いた話をしたら「とんでもない、外国からもってきたものだ」という。

さすが俺は目をパチクリさせて、その嘘を、その男が嘘つきであることを確認した。
確認してみると、彼が得意になって話していたことが全て嘘だった。

俺に平気で嘘をつく男を、俺は許せなかった。
俺は奴をボコボコにし、以後一切俺の目の前に現れないようにした。
町の人は「石塚を本気で怒らせた」とみんなが判ってくれた。

遠い昔の話しだ。

今、政府の頭目をはじめ官僚達は平気で嘘をついている。

こんな人達が日本に必要なんだろうか ?

「信頼」の元は「嘘をつかないこと」だ。
しかし、恐ろしいのは「嘘」を言っているという自覚のない馬鹿者達がいることだ。

この花、「けむり草」だって !

2018年06月17日 風の戯言

下加納にこんな花が咲いて? いた。
この花はなに ?

「けむり草」だそうだ。6/18日

前の庭にこんな花が咲いている。
女房が植えたのだが、花の名前を聞けないでいる。

鯖石がの堤防に、夕陽を受けて咲いていた。

閻魔市

2018年06月14日 風の戯言

今日から柏崎初夏の風物詩「エンマ市」、人出も多い。

何が楽しいのか、露店の並ぶ街をただぞろぞろと歩く。
閻魔様に舌を抜かれるのが怖くて政治家も官僚も柏崎には来ない。

舌を抜かれる心配も無い善良な市民が、彼氏彼女の認知を求めてアイスを舐めながら歩く。
キャーキャー、ワイワイ賑やかに歩く。

人間の行動は意味が分からないけど、宇宙人から見ると不思議。
エンマ市が過ぎると夏が来る。
夏が来ると祇園の花火。

若い人たちがこんなにいとは、ビックリの夏行事。

多少し寒いけど、お天気が良くて良かったね、人間達 !

MOA美術館

2018年06月12日 風の戯言

熱海到着後、少し時間があったので「MOA美術館」を見に行ってきた。
目当ては野々村仁清、尾形光琳、尾形乾山 そしてお抹茶。

静寂な日本庭園を期待していったのだけれど、受付を過ぎたら「宗教ドーム」
これでもかと繰り返されるので、ヤボテンジンを起こしお粗末な写真に・・・

これでスッカリ野々村仁清、尾形光琳、尾形乾山 そしてお抹茶もサラーッと去ってしまった。

元建築屋から見れば、何をメーンにするかで建物は変わってくる。
メーンよりも建物に重点を置くと笑い話になってしまう。

成る程、美術館がメーンだったのか・・・・

恐れ入りました。

ジャカランダ

2018年06月11日 風の戯言

 

 甥と姪に誘われて熱海にいっ来た。
 台風の直撃を心配していたが「雨天決行」との案内に運を天に任せ、喜び勇んで出かけることにした。

 タクシーの窓から見慣れぬ紫の花が見え、訪ねると「ジャカランダ」だと誇らしげに語った。
 南アフリカ産だ、ともブラジル産だとも言われるが葉は合歓の木に似ている。
 気候が温暖で無いと育たないようで、町の人達に大切にされているようだった。
 何とも優しい花だ。

 初島は雨に霞んでいたが
 部屋のベランダで波の音と風を感じているだけで幸せになる。

 贅沢な時間だった。