暖冬、されど風船一揆は・・・
1週間振りに自分の身体が戻ってきた。
先週金曜日深夜からウィルス性風邪とかで吐下しと8度の熱に全くの戦意喪失、無条件降伏。休日はベッドの中、平日は半日だけ挨拶回り。酒は見る気にもならない。異常だね。
挨拶回りは4月の社長交代の件。持続的成長の為に、BCPなんていうけれど、組織を変えて行く。100%自分の会社だけれど、やはり会社は公器。顧客と社員と地域のものだと思う。理想主義が過ぎるかも知れないが、自分の理想を通せる環境に感謝。
いい加減な話になるが、地球が生まれて46億年だという。ここに生まれたものは全て生命を持ち、地球本体も岩石も一本の草木にも、カビや微生物にも生命がある。時間が流れる不思議な空間で、多分「悩み」なんてのを抱えて生きているのは人間だけなのだろう。禁断の「時間」を知ってしまったからだ、と思う。
過去を思い煩い、未来に恐れ戦く。生命があれば、どんな未来であれ、いずれ終焉が来る。永遠の生命なんて無いし、だから人は救われるのかも知れない。
今日、若い時の恩人の葬式に参列してきた。広大な田尻全域の用水路と暗渠排水工事を、そして池の峰住宅団地の開発に深く関らして頂いた人。「御浄土に帰る」という文言が今日ほど身に沁みた事はない。信奉する原始仏教の立場からは、死ねば人間は「無」になるだけだけれど、「あの世」から「この世」に来たりて、また「あの世」に帰って行く、その思いの中に日本の心の優しさが溢れているように思えた。南無阿弥陀仏、です。
暖冬で、軒下に少しの雪が残るだけ。何時もの年は、雪に閉ざされた心を和ませてくれる垣根の山茶花が、今年はその花弁を根元に敷き詰めている。窓に反射した太陽の光が、そこだけに当って不思議な光景を創っていた。
今週末は「風船一揆」。雪はないけれど、この祭をやらないと小千谷の心は崩れてしまいそうだという。もう何のお手伝いも出来ないが、副会長として何時までも大切にしていてくれる。今年は33回、いろいろな思い出が詰っている。
今日は立春、間違いなく!
ピンチはチャンス、でもピンチに変りはない・・・。
本気になった創風システムの21年度がスタートした。みんなのフットワークが、心なしか軽くなった感じがする。
そんな訳で、今日は有楽町駅近くのお客様のところに、受注したシステムの詳細打合せに社員のお供をしてきた。やはり「現場」はピリピリしていて気持ちがいい。有名な社長にもお会いでき、まずは好スタート。
2時から新橋の古いお客さんのところに寄り、1時間ほど雑談・・・やはり客先は気持ちいい。
体調も戻り始めたようだ。ピンチは体調に一番良い効果があるようだ。根っからの貧乏人?
今日は節分
酔っ払って、今日は節分なのか立春なのか良く判らない。HPを調べていたら3日が節分、4日が立春・・・なぁーんだ、それでいいじゃん! 今日はまだ3日だもんね。
新潟で素敵な講演会があった。
志ネットワークの上甲晃氏。松下政経塾の元塾頭。幸之助ハンに仕えて31年、独立した「ネットワーカー」、上甲さんとは3度目の出会い。
Yesterday is History
Tomorrow is Mistily
Today is Gift
「サキエル氏のパスポート」
週末、週刊誌の書評に唆されて買った「愛と幻の満州国へ」と副題の付いた石黒健治氏の本に沈んでいた。
アウシュビッツから数千人のユダヤ人を救ったとされる杉原千畝の「美談」に隠された国際政治の舞台裏が、貴重な資料と関係者の証言から浮かび上がってくる。
杉原千畝のユダヤ人に対するビザ発行が、いくら第二次世界大戦の混乱期でも、個人の「美談」として片付けられるのに違和感を抱いていたが、やはり実相はそんなに簡単なことではなかった。
石原莞爾の「満州国」が五族協和+ユダヤ人の国を目指していたことは知らなかったし、歴史の「もしも」はないのは承知の上だが、日独伊三国同盟がなければ、あるいは「イスラエル」が満州国に含まれたカモシレナイという仮説は、血を騒がす。
同時に、当時でも国際的な知見が十分にあった中で、何故国力に圧倒的な差異のあったアメリカに戦争を仕掛けたのか? 何故山本五十六は開戦を承認してしまったのか? 東条英機とは何者だったのか? よく分からない。 もうどうしょうもないことだが、アメリカという国をこれ程までにノサバラセないで済んだのかも知れない。
マスコミのミスリードと国民への迎合が「空気」を作り、「失敗の本質」を繰り返しているように思えてならない。
全ては塞翁が馬、今起きていることはより素晴らしい未来にとって大きな意味があることなのだろう。
今日から2月
岡本氏が戦列に加わり、会社の平成21年度が始まる。
お客さんの為に、そして自分と家族の為に、社員が夢中で働かれる環境と文化を残してやりたい。