もう、秋・・・か!

2008年10月04日 風の戯言


 10月1日-3日をかけてISO27000とISO9000のと更新と継続審査が無事に終わった。みんなの頑張りに感謝したい。
 今度は俺の番、新潟県経営品質賞の申請書をスタッフと纏めている。過去を振り返り、理想的な姿を構想し、現在との落差を課題として改革項目を整理している。思考を集中させる時間は休日しかなく、気力と体力と知力?が尽きかけた身としてはきつい。ただ、これをやらなければ俺は何時までも自由の身にならない・・・もう少し・・・もう少し・・・。

 そんな今日は素晴らしい秋晴れ。
 ぶどう村に続く与板林道を女房に引き摺られながら小一時間歩いた。明日も晴れていたらクタクタになるまで歩いてみたい。前身が土方のせいかアタマ使うより身体使っていた方が気分が楽チン。深く考えないで直情的な行動が目立つ為トラブルも覆いのだが・・・軽佻浮薄は身についた苔みたいなもので今更どうしようもない。B型人間の標準サンプル?

 秋の刈入も殆ど終わり・・・何かの都合で何時までも刈り取りが出来ない田圃もあるのだが・・・今年も庭の金木犀が香気を放ち始めた。子供の頃は農家の脱穀機の音と重なっていた。

 最近はなかなか本も読めない。長谷川幸洋の「完了との死闘700日」は面白かったが高橋洋一の「さらば財務省!」は進まない。「過去官僚」なんてどうでも良くなってきているようだ。
 世界中に拡大している金融危機はどうなるんだろう。考えてどうにかなるもんでもないが、どんな未来が待っているんだろう。勝手にしゃがれ! だが嫌な予感がする。

越後風船共和国

2008年09月29日 風の戯言


 9月も残り1日。
 慌しく時間だけが過ぎていく。
 足元に何の危機が迫っているのか、頭の中で小さな警鐘が鳴り止まない。子供の頃から、こんな時に碌な事が起きない・・・心を静めて、不安の正体を見定めねばならないのだが・・・。
 

 写真は「越後風船共和国」の仲間達と。
 新潟県の熱気球のグループのグループで、英名は「Echigo Balloon Republic」 
 もう30数年も前になるけれど、何時かヨーロッパの古い城跡から飛び立つ時、「何処から来たの?」と聞かれたら胸を張ってそう答えようとつけた国名だ。
 その前までは「かぐや姫とその一味」なんて名乗っていた。いい加減なもんだ。

風船一揆 秋の陣

2008年09月28日 風の戯言


 9月27,28日 風船一揆 秋の陣

 宮城、東京、奈良、大阪等から10数機60人が集まってくれた。27日は生憎の風と雨、28日は怪しげな空の下、雨雲の切れ間を縫って越後の空を飛んでくれた。
 日本気球界最高齢に近い俺には、集まってくれた人達と一杯飲むことと飛び立つ気球を眺めるだけしか出来なくなった。
 最近は我々から一世代後の若い人たちが増えたと言う。気球に世襲はないだろうけれど、でも親が夢中になっていた世界を子供達が覗き込んでいる、そんな姿も嬉しい。

チェ・ジウの水 Vana H を見に行く

2008年09月26日 風の戯言


 糖尿病が治る、癌が治るかもしれない、と言う話を聞いてチェ・ジウの水「Vana H」を見に行ってきた。
 正直言えば人に奨められて、この疲れ易いボロ雑巾のような身体が少しでも楽になれば、と思い、もう少し前から使い始めてている。
 週2回のマッサージと毎日2種類のサプリメントと6種類の薬と睡眠薬と養命酒、三度の食事と週1回の散歩、そして天然水素水、これで漸く人並みの健康を維持している。
 だから、この水はひょっとしたら俺にとって救いの水になるのかも知れない。だけど、只の水がそんなにも効くのだろうか?
 社長の講演を聞いていて、このタイプの人に何処かで会った記憶がある。誰だったか思い出せない。
 しかしまた、偶然も良いところで週刊新潮に「怪しい天然水素水」が掲載されていた。記事に間違いはなさそうだ。
 説明会の疑問点は二つある。効果の問題と仕掛けの問題。効果の証明としての「臨床データ」がまだ少ないこと。理論的には「?」のところが多い。仕掛けとしては2011年10月に一部上場の予定で、それまでに5000人の株主が必要とのこと。それで、公開されれば、多分とんでもない初値がつくだろう、という説明。うーん、欲が理性を邪魔していく。慎重な自己判断、というか資料とデータの解析をしてみたい。

 26日は新潟工科大学の「大学開放」。安田浩東京電気大学教授の講演には間に合わなかったが宮沢教授の研究室と懇親会でじっくりと話を聞くことが出来た。「JPEG」「MPEG」の開発者で、やっぱり本物の学者は人間味が違うと感じた。 師曰く「大学の研究室に企業の人が訪れ、学生に質問する、それが学生にとってとても大きな励みになる。それが教育」、と。何となく嬉しくなった。

 

厄日

2008年09月23日 風の戯言


 生きている限り、毎日が平穏であるわけがない。

 突然の天災に襲われたり、事故に遭遇したり、いや、自ら修復不能なトラブルを起こしたりすることも多い。
 そんなのが重なっておきると・・・それを「厄日」という。

 22日は正にそんな日だった。
 まず、創風システムの基幹サービスであるインターネットが1時間近く止まってしまった。結局機材の故障だったということは「止めてしまった」と言い直した方が良いのだろう。社内伝達が遅れたことが無用なトラブルを招き、東京の顧客の下で新しいシステムのレビューが最悪の事態は避けてくれたものの、顧客に対する信頼が台無しになってしまった。緊急の対策会議を開き、招いた事態の重要性を再認識したが、経営最高責任者として忸怩たる思いが強い。
 2段目は「越後みそ西」の醤油が産膜酵母にやられたらしく、苦情を受けた直後に全品回収に走った。食品研究所に問い合わせ、毒素の混入した可能性は薄いと言う回答を戴き一安心。緊急対応で、これも最悪の事態は避けられた。
 夜、ビジネスコンサルタントの友人と投資週刊誌の元編集長と3人で飲んでいるところに追い討ちのメールが届いた。
事態はなんとも情けないような初歩的なトラブルだけに、責任者はサスガに凹んだようだ。愚痴を聞いてプロセス管理の徹底しかないのだが・・・。

 情報システムにしても食品にしても最後は社会からの「信頼」という「仕付け糸」一本で繋がっているだけなのだ。
 「信なくば即ち立たず」であり、信頼を失う行為を抱けも見ていなくても「お天道様に顔向けできない」と思い、「名こそ惜しけれ」と命より大切なものを信じ行動することの尊さを見失いかけている。

 なんて立派なことを書きながら魅力的な女性に心迷わせている俺はいったい何なんだ?