藍沢医院 夫婦一景
鯖石中加納で3代にわたり医術を施してきた藍沢医院の建物が壊された。
明治維新以前からこの地方で尊敬を集めてきた。
昔の医者と言えば、患者が出たと言えば何をおいても支度をせんばならん、楽でもない仁術だった。
ある時は、大雪降った夜中に連絡があり、朝明るくなってから道型のない雪の坂道を新雪をかき分け患者の家に向かったという。
田舎の村医者は、みんな「赤ひげ」のようだった。
助からない命でも、医者は誠心誠意尽した。
それも雪だるまのようになって。
写真は加納の藍沢医院の夫婦が「お医者ごっご」していた宝物のような写真
懐かしいなぁー。
海に一番近い駅 青海川
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秋になると、海から鮭が死に物狂いで谷根川に上がってくる。
ある時、市役所で遊んでいると、若い職員が泣きながら帰ってきた。
「鮭が可哀そうじゃねぇか、谷根の川の水が少なくて、海から川に上れないんだ」と叫んでいる。
「よし分かった、何とかなりそうだ」ど現場に行ってみた。
会社の重機修理工場に中型のバックホウ一台持ってこさせた。
なるほど、水が細く浅くなった川底を掘ってやると、酒たちは重機のキャタの隙間を縫って遡上して行った。
産卵のために生まれた川を命がけで遡上するという話は本当だった。
我先にと、昇っていく鮭の群れを見ながら感動していた。
青海川駅のすぐ近くだったんだね。
遠い昔の思い出
明日から、もう9月が始まる。