Rio 2016
近代美術館でモネ展をを見、馬高縄文館を覗き、歴史博物館で遊んできた。
モネの本物は初めてだけれど、「雪の効果、日没」には惹かれるものが有った。長岡の大きさと、丘陵の翠、火炎土器に魅せられた小さな旅だった。
オリンピックの開会式は素晴らしかった。
演出の深い意味は判らないが、難民選手団が行進し、ファベーラの若い人達のダンスがあり、リオのカーニバルのリズムが会場を包んでいたようだ。
夜は大アマゾンの未開の民族「イゾラド」マシュコピーロの映像が流れ、読みかけ本の「日本人は何処から来たか」にも関連した興味深いドキュメントだった。
彼らも「ホモ・サピエンス」なのか、興味が尽きない。
火炎土器ももっと知りたい。
煮炊きをした形跡もあるらしいが、ならば何故こんな装飾がついているのか?
歴史博物館で茶会が開かれていた。
一服戴いていたら、和服の素敵な女性が近づいてきて、火炎土器に野の花を生けた風情を話してくれた。
うーん、心のバランスが取れない。
こんな休みがもっと欲しい。
靖国神社 参拝
15日、所用があり久し振りに上京した。
相棒が「靖国神社、行ったことがない」との揺さぶりで、参拝してきた。
「御霊祭り」で参道の両脇には無数の提灯が飾られていた。
あの提灯の壁の中に友人のものも有るという。
隣で参拝していた人が、殆ど頭を垂れたまま何事かを祈り続けていた。人の誠が伝わってくるようで、感動してしまった。
友人の話では、本殿の左奥に池があり、田中角栄が日中国交の成立を記念し、奉納した鯉が泳いでいるとか。
中国もあまり急ぎすぎないで、日本のそんな心を思い返してくれるといいのだが・・・礼節の文化の国の筈なんだが・・・文化革命で「心」がぶっ飛んでしまったのかな?
世界は大きな曲がり角に来ている。
この小さな幸せの惑星に、人類が増えすぎて、全てがそうなのだろうが、バランスを崩し、環境破壊が進み、やがて「害人」が適正規模まで淘汰され、地球は遙かな時間を生き続けるのだろう。
最近、まだ虫は少ないのだが、蛙が戻り始めた。やがて蛇も帰ってくるだろう。前の公園にはタヌキも出没している。昔の遊び仲間か・・・嬉しいね。