天皇誕生日、そして・・・

2012.12.24 風の戯言


 気がつけば、「暦」から「冬至」を見落としていた。

 「冬来たりなば、春遠からじ」
 さは言えど・・・重いなぁ・・・

 そして今日は異教徒のお祭り。
 本物の異教徒達は心静かに教祖の誕生を祝うのに、偽の異教徒達は安易なビジネス・ターゲットとしての馬鹿騒ぎしかないようだ。良いこと、なんだろうな・・・。

 外は静かに雪が降っている。

 師走の大詰めの3連休・・・複雑なものがある。

復活祭 !

2012.12.22 風の戯言


 朝7時、復活祭を祝う誘いの電話が入った。
 目覚めたら、生きていたという実感は素晴らしいことだ。
 祝いの場所と時間を決め、また熟睡モードに。

 旧新潟日本電気、今のゼロックスの近くに柿畑があり、持ち主の具合でも悪いのか、雪の中で柿が収穫されずにいる。
 そう言えば環境の変化なのか、今年は柿の実がなったままの風景が目立つ。人間も、鳥達も、柿を採らない。

 子供の頃、学校から家に帰ると柿の木に登っていた。
 60年近く前の、あの風景と柿の味を思い出す。
 甘柿の中に、渋の抜けない柿もあった。
 あの、期待はずれの、口の中の違和感を思い出している。

 これから、復活祭 !

地球最後の日

2012.12.21 風の戯言


 年末まで、残すところあと僅か。
 会社の期末も1月末。

 そして、今日は地球最後の日 !

 じっとしていれなくなったのか、体調が回復し始めたのか、久し振りに3日間の出張で一宮、犬山、東京の顧客を回ってきた。年末の挨拶。東京で友人の写真展をハシゴ。
 昨日は椿山荘泊まり。恐れ多い話だが、空室が目立ち、格安チケットも頷ける。
 夜の椿山荘は初めて。生まれついての野次馬で、広い庭をいと怪しげな風体にて観察してきた。
 写真は庭の中央を流れる小川の夜景。落ち葉をライトアップするとこんな感じになるんだなぁ・・。

 名古屋の宿も、椿山荘も節電のためか、越後のストーブに慣れているためか、一言で言えば、寒い。室温は同じ20度位なのに、寒くて何もする気にならない。
 怠け者にとって、これは素晴らしい「言い訳」。「寒い所と暑い所、どちらが怠け者になるか」ナンテ昔誰かのエッセイを読んだことがある。実に下らない話で、どちらも動きたくない、のが本音。

 今日は地球最後の日
ナマケモノも勤勉な人も、後数時間 !

崩れ落ちる兵士

2012.12.11 風の戯言


 いきなりの初雪に驚いたわけでもあるまいに、出社もせずに本を読んだり音楽を聴いたりの「ずる休み」。25年度計画も各事業部の自立性を優先させ、高橋取締役が具体的計画立案に向けて動きが激しくなり、安心感が拡がってきたせいでもあるのだろう。

 届いたばかりの「文春1月号」で沢木耕太郎の「キャパの十字架」が面白い。ロバート・キャパの、スペイン内戦で反乱軍の銃弾を受け倒れる共和国軍兵士の写真「崩れ落ちる兵士」はあまりにも有名。しかし、何処か腑に落ちないものを感じていた。その、70年前の疑念に挑んだ沢木のレポートは、何時にもまして魅力的だ。

 じっくりと本が読める。何という幸せな時間なんだろう。

 写真は又従兄弟であり、中学の同級生であり、友人石塚誠さんの写真。

越後の冬

2012.12.09 風の戯言


 雪が舞い、新幹線が止まり、越後の冬が始まった。

 昨日は71年前、日本軍がハワイ真珠湾に侵攻した日。
 19日、鈴木博毅氏の「「超」失敗の本質」の講演を聴講してきた。危機に直面し、理論的より「空気」に合わせて行動する日本人の組織に対する警報・・・なんだろう。経済社会の変化が激しすぎ、過去の成功体験・・・成り行き任せを恐怖感の中で修正していかなければ・・・未来はない。カッサンドラの法則のように、人は崩壊の現場で慌てふためくだけで、その原因を振り向こうともしない・・・。

 この休み、新田次郎と藤原正彦の「孤愁」を読んでいる。新田の絶筆となった「孤愁」を息子の正彦が書き続けた珍しい小説だ。世界的な数学者である藤原が、日本の素晴らしさを語り伝えている・・・。

 敗戦後の「自虐史観」を立て直さなければ、その最後のチャンスなのかも知れない。マスコミは、何かを忘れている。