ちょっと、大連まで

2010.04.27 風の戯言


 若い頃、建設業の改革を叫んで「青年部」を創った役員も2人が他界し、「五葉会」は3人になってしまった。血気にはやって激論を戦わした若い時の仲間は、何を話さなくても近くにいるだけで心が和む。
 2人は建設業界の最高幹部になったが、忙しい中を、時折一緒に度に出ることにしている。
 今年は大連を選んだ。理由は別に無い。

 職業的には大連ソフトパークを考えたが、旅順を見たくなった。以前何度か大連を訪れているが、許可が得られず諦めていた。

 二〇三高地に上り、旅順港を遠望できた。
 ロシア太平洋艦隊を封じ込めるために港口近くに沈めた民間船は22隻に及ぶ。国の興亡を賭けた日露戦争の悲壮と心意気が伝わってくる。
 沈んだ船の中に「米山丸」、「弥彦丸」、「小樽丸」等の船名見える。
 柏崎に縁の深い小樽板谷商船隊だ。

 「坂之上の雲」
 民族が一つの夢を追いかけた、そんな時代を想う。

春爛漫、中鯖石の桜

2010.04.26 風の戯言


 朝、大連をたって2時過ぎに帰宅。
 中鯖石コミュニティ・グランドの桜が満開。
 4時から柏崎商工会議所70周年記念式典と祝賀会に出席。
 何やらコテコテの一日を無事に終了。
 何をしているのか・・・?

支離滅裂の春

2010.04.22 風の戯言


 懐かし過ぎるメロディを集めたCDを聴いている。

 今更過去に戻りたくも無いが、その時の光景が失われたままの「季節」が甦ってくる。
音だけが、忘却から取り残されている。

 睡眠薬とアルコールに浸された脳が恍惚の彷徨いを始めている。
 危険だけれど、この時間が幸せを感じさせる。

 全ての議論は星空の屑の如く、無関係な距離を拡げている。幽体離脱? 、身体から抜け出した魂が、揺らいだ尾を引き躊躇いながら、薄らいだ記憶の中を揺らめいている。

 俺の安らぎの母の懐は何処にあるのだ・・・。

野焼き

2010.04.20 風の戯言


 輪廻転生を信じるか、なんて話を友人としていた。

 俺は、それは無いと思っている。そんなことを信じたら、生きることは楽でもないものになってしまう。人間は死ぬことが出来る、それはとても幸せなことだと思う。
 
なんか、最近同じようなことを書いている、な。

 鯖石川の堤防の野焼きが始まって、ホントの春が来る。
 コミュニティ・グランドの桜も膨らみ、ボンボリに灯の入るのも間近だろう。

 待ち焦がれた春は嬉しくもあり、両親祖父母の命日が皆この時期に集中しているので、もう60年近くにもなるのに、未だに心が沈む季節でもある。
 今のところ自分の死には何にも気にならないが、人の事は何故か切なさを感じる。

 頑張ばらにゃならん事情と、衰えた気力のはざ間で欝になりかけている。
 魅力的な女性の色気に、時折失神しそうになりながらも理性を失わないでいる自分の知性 (痴性?) にストレスが溜まっている。
なんのこっちゃ !

春?

2010.04.18 風の戯言


 1週間が飛ぶように過ぎて行く。

 この歳になって、それは幸福以外何ものでもないのだろう。

 写真はそんな日常の中の、束の間の安らぎ。