夏雨情
頂上が見え、勇んで登って見れば、深い谷の向こうにまた高い山頂が見える。
こんなことを、もう1年半くらい繰り返してきた。
何にしても、プロの世界はそんなに簡単なことじゃない、ってことか ! 精神的にもボコボコにされているけど、諦めたら負けだ。
まだ、第1ラウンドが始まったばかり。さぁ、ファイト !
今年の夏は、出だし猛暑に見舞われたが、最近は雨模様。
広島のニュースで心が痛いが、考えてみれば建設業の時、あんな土砂崩れの現場で土留め工事を繰り返してきた。
幸いに怪我人も事故死も起きなかったが、間一髪10人近くが土の下になる直前、なんてこともあった。
自分の運の強さ、神様が守っていてくれることを信じる。
雨の音を聴きながら漫画を読んでいる。
こんな時間もうれしい。
大黄河 宗次郎
模索2年、大案件も漸く攻め口が見えてきて、弁護士と同じ方向で議論ができるようになってきた。
同時にあれこれメドが立ち頭の中が空になった。
「カラ」なのは今始まったことじゃないだろうと言われそうだが、何も考えずに風呂に浸かれることは素晴らしいことなんだ。
昨日は宗次朗の「大黄河」を本当に久し振りに聴いた。
海を見ながら、宗次朗に浸り、今は「遠く」なった中国に想いを遊ばせてみるのも好いもんだ。夕陽の右側の空に虹が見える。
「大黄河 2」をこれほど素直に受け取れたのも初めてだ。
イメージはまた大空を彷徨うのだけれど、昔「谷間に3つの鐘が鳴る」という曲があった。人は生まれ、結婚し、そして旅立っていく。2つの喜びと1つの悲しみ。しかし、それもまた「幸せ」なことではないのか、と思うようになってきた。
1滴1滴の音、1滴1滴の時間が「幸い」を運んでくる。