ある小さなスズメの記録

2018年05月11日 風の戯言

書棚の陰から「ある小さなスズメの記録」が出てきた。
副題には 「人を慰め、愛し、叱った、誇りたかりクラレンスの生涯」とある。
生まれ落ちたときから羽と足に不具合が有り、巣から放りだされた瀕死のスズメと彼を助け、共に暮らした女性との奇跡的な物語。

発行は2010年11月10日、とある。
何時、何でこの本を買ったのか覚えていない。

少し前から、窓先のスズメたちと遊んでいる。
古米を一掴み芝の上に撒いておくと、スズメたちが寄ってくる。
警戒して、直ぐには来ないのだが、部屋にいなくなると来て餌を啄んでいるようだ。

何日かそんなことを繰り返していると、彼等は俺の帰りを待ち始めた。
少しつづ慣れてきたのかな?
窓から米を撒くと、何処からか数羽集まって、こちらを見ながら米を食べている。

野生の鳥だから餌如きでは彼等のプライドを売りはしないだろうが、楽しい。

春の大型連休 終了

2018年05月06日 風の戯言

翠の風の中を、飛行機が夕暮れの空に一筋の雲を引いて翔けて行く。

ここは鯖石、加納。

子供達、孫達も帰り、さて、明日から本勝負かな。

君子豹変す

2018年05月04日 風の戯言

知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は恐れず。
 本間教育長の若い人に送る言葉。仁者は憂えず、とは何だろう ?

知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。
 知恵のある人は自在に動き、徳の高い人は動じない。勇者は空を楽しむ ?
 知者も仁者も自然の山水を楽しんできた、ということらしい。
 
枯れ枝に僅かな花を付けていた梅が若葉を茂らせていた。
 いつの間に、そんな並の表現しか出来ない。
 根元に古米を撒いて、下だけ見てスズメと遊んでいたが・・・梅にスズメ ?

閑話休題

トランプの出現以来、世界の動きが予測が難しくなった。
今までの「アメリカ」に対する価値観、大らかな自由への信頼が崩壊してしまった。
ナンダ、アメリカってこんな程度の国だったのかという「現実」の再確認。

しかし、また何かが変わり始めている。しかも急激に。

急激な政治変化には民主主義ではスピード対応できなく独裁制が有効になる。
しかし戦争の価値観が冷めてきているようだ。
「国のため」と叫ぶ指導者の危うさを民衆が気づき始めている。

日本の和の政治では中選挙区制の多様性が必要なのだが、残念ながら小選挙区制。
付和雷同型の無責任体制では山は簡単に動いてしまう。
だけど、日本の民衆は思いの外賢いようだ。

前回の失敗の本質は見抜かれているらしい。

藤沢周平

2018年05月02日 風の戯言

裏の田圃で蛙たちの恋歌が賑やかだ。
クワックワックワッ、ケケケケケ、ゲロッゲロッ・・・・

生きるもの全てが春の恋に血迷っている。
いい年した男達が蛙と同じように血迷っている。

それもまた由としよう。

最近のニュースを聞いていると、日本という桶の底が破れた気がする。
日本人の一番大切にしてきたことが、あらゆる階層で破壊され続けている。
簡単なことなんだが・・・
1.嘘をつく・・・平気で嘘をつく・・・嘘をつく箍が外れてしまった。
2.言い訳をする・・・人のせいにする・・・兎に角、逃げまくる。
3.誰も責任を取らない・・・白装束で腹を切る人間が消えてしまった。

受けた恩は忘れない・・・これも大切なことだと思う・・・自分のプライドのためにだが・・・

情けないのは告げ口・・・これは人間関係を完全に壊す武器になる・・・しかも有効な・・・
さり気なく「彼はあなたのことをバカだといっているよ・・・トランプのこと !

あっ、藤沢周平に事だった。
昨日2階の書棚から「海坂藩大全」を引っ張り出し、藤沢周平の世界に沈み込んでしまった。
睡眠薬で朦朧とした幸せの時間、全身が海坂藩の底に沈んでいる。

いいね !

新潟産業大学・新潟工科大学 新入生歓迎会

2018年05月01日 風の戯言

今年14回目を迎える「新潟産業大学・新潟工科大学 新入生歓迎会」が25日に行われた。
両大学合計300人、ボランティアスタッフが100人以上、賑やかに盛大な会になった。

言い出しっぺの責任で、臨時の委員長に担ぎ出されたが、スタッフの動きは素晴らしく、温かみがあった。
凄いね !

閉会の挨拶をさせられたが「柏崎に来たからには兎に角遊べ ! 次の時代はAI。遊んだ人間じゃないと役に立たない ! なんて暴論を吐いていた。本音だけどね。

28日、庭でぼんやり八石を眺めていたら、飛来してきたヘリコプターの音が変だ。見ていたら、古城址の山をグルッと回って沢に降りてホバーリングしている。彼処は善根大滝の上の方。何かあったなと駐在を交た野次馬の話で3日前から行方不明になっていたらしい。勝手を知ったヤジがいう。「あんなところ行くもんじゃねぇ、上も下も崖だで」「ふぅーーん」

暫くして、救出が出来たらしくヘリは去って行った。