ドナルド・キーン講演会

2010年09月12日 風の戯言


 9.11 は様々な思いを伝える日だ。
 2001年のあの日、新潟工科大学の佐藤教授とクラブで調子を上げていたら倅から電話が入り「直ぐにテレビのスイッチを入れろ!」
 繰り返し流される映像に見入りながら、何が起きたのか、何が起きるのか、興味本位と不安が入り混じった会話を続けていたのを思い出す。

 10日は新潟工科大学産学交流会が三条であり、慶応大学の青山教授の「クラウド・コンピューティングと次世代ネットワーク」の講演を聞いた。かなり興味深い話であり、整理する必要がある。終わった後は三条で懇親会、柏崎に戻って2次会。気さくな、本物の人間だけが持つ温かさを感じた。

 11日は古浄瑠璃「越後国柏崎・弘知法印御伝記」を大英博物館で発見された鳥越文蔵先生と日本文学の研究者であり海外への紹介者でもあるドナルド・キーン先生の講演があった。
 合間に地元の文化財「綾子舞」の実演があったりして中身の濃い2日間だった。
 だから、今日は一日ダウン。大雨洪水警報の中で、被害も無く助かった。雨間に久し振りに本屋を覗き、浅田次郎の「終わらざる夏」を買い求めてきた。本を読もう、なんて何ヶ月も遠ざかっていた欲望・・・少しは正常に戻れるのかなぁ?

 「新潟県経営品質申請書」の原稿はまだ終わらず、日々新たな発見を盛り込みながらも、何とか格好が見えてきた。もう少し手を加えて「ピリリ」とする「味のある本」にしたいと願っている。おっと、「申請書」だけどね。 

台風の前の静けさ

2010年09月07日 風の戯言


 今日は久々の雨。
 庭の草木が小躍りしながら喜んでいる。
 ただ、台風が近づき、頭上に前線が停滞していて明日が勝負。何やら楽でもない夜になりそうだ。

猛残暑

2010年09月05日 風の戯言


 9月になっても猛烈な暑さが続いている。
 稲刈りも始ったけれど、気分的には南国の真夏の風景。今後は、俳句の季語も変えなくてはならない、のかもしれない・・・。
 毎日の猛残暑、好天で、山にいると西の空の夕焼けがバカに綺麗に見える。
 
 「ああ、海が俺を呼んでいる・・・」
 
 毎日、何日間も海だけを見ながら過したい。殆どうわ言のようにそんな願望を呟いている。

 

黒姫山の夕雲

2010年08月29日 風の戯言


 もう9月が近いのに、35℃近い気温が続いている。

 「あったかくて、いいあんべぇですね」
 「雪の心配がねぇくて、いいあんばいだがネェ」

 なんてバカも言ってられなくなった。本格的に怪しい。

 鯖石川の堤防は毎日の散歩道。朝だったり、夕方だったり、2人の都合のよい時間に20分だったり、1時間だったりする。要は気まぐれ。山の色や、田圃の稲の出来や、空の雲を眺めながら、保育所の子供達のような話をしながら歩く。

 黒姫に珍しく夕焼け雲がかかっていた。
 田圃の稲は黄色くなり、もう少しで刈入れが始る。

 1年が静かに過ぎていく。これも良いもんだ。

じょんのび村の夏

2010年08月28日 風の戯言


 季節はもう秋、のはずなのに記録的な暑い日が続く。
 暑さと3日連続夜の会で、今週は些かバテ気味だが雨続きの夏よりはズーと嬉しい・・・けど頭の溶解は止まらない。この歳で連日ハシゴしてたら、無理もないのだが・・・もう見放した方がよさそうだ。

 夏休みも終わりに近づき、じょんのび村にも「日常」が戻ってきた。先日は、風呂を独り占めしてきた。誰もいない、というのは逆に落ち着かなく、カラスの行水で早々にあがってきてしまった。職員の人たちに「もう上がったのぉー」なんて冷やかされて、自分の貧乏性に泣きが入ってしまった。

 駐車場から貸し別荘に掛かる吊り橋が、何ともいい感じでカメラに収まった。少しのんびりとした時間が欲しい。