お盆

2013.08.13 風の戯言


 いくらお盆だからと言って、自分の墓参りというのは些かシックリと来ない。
 しかし木の墓も見慣れてくると何となく落ち着きが出てくる。 見慣れる・・・女房も同じことなんかな。

 子供達や孫達が集まり「お盆休み」を楽しんでいる。
 嬉しそうに世話を焼いている女房の姿を見ていると、子供や孫というのはやはり「母親」のものなんだな、つくづくと思う。

 自分の時間軸がズレていて、季節感も狂い始めている。
 今更のことだが、「真夏」の感覚が薄い、のではなく鈍いのだ。どっかで「芯」がとんでいるのかも知れない。

 ジックリと「真夏」を味わいたいと思っている。

空蝉

2013.08.11 風の戯言


 お盆前に半期が過ぎ、文字通り「空蝉」になっている。

 「やるだけやったら、後は天にまかせる」・・・。
 不思議な安らぎの中を漂っている。

 昨日は建設業時代の現場を彷徨ってきた。
 一丁前に、込み上げてくるモノを押さえ込みながら、懐かしい風景と工事の思い出に浸ってきた。
 荻乃島では、一緒に仕事をしていた「又七のかぁちゃん」に出会い、一頻り昔話を楽しんできた。

 今年も庭に「アブラセミ」がいっぱい羽化し? 抜け殻と、生き尽くした蝉が落ちていて、拾い集めて供養しようと思っている。どう見ても他人事ではない。

 夜には庭で星空を見ながら空蝉になって痴呆症を楽しんでいる。

 遙かな宇宙と、虫刺され・・・。

野辺の花畑

2013.08.08 風の戯言


 お盆休みが目の前に迫っている。

 遅まきながら、少額ながら、夏の賞与を支給できることに嬉しさと悔しさがゴチャ混ぜになっている。

 消費税の問題、国内経済の動向、国際経済環境のハチャメチャな動き・・・頑張るより外ないのだけれど・・・。

 今夜は久し振りに建設業時代の仲間と酒を飲んだ。
 2人とも大企業の会長だけれど、若い時に一緒に苦労した仲間は何時まで絶っても「仲間」。
 嬉しい、本当に嬉しい、いい時間だった。

 前の庭の花が咲いている。

粛清 

2013.07.30 風の戯言


 いつの間にか8月が近づいていた。
  そんな事、判りすぎているハズなんだが・・・。

 夕刻の八石山にガスが懸かっていた。
  気温は28度。暑くなくて過ごしやすいのだが・・・。

 何日か前からフィンランドの新鋭ソフィ・オクサネンの「粛清」を読んでいる。情景が少しづつ見えてきた。余り読み易い本ではないし、読みたい本でもない。何の意味も、興味もない読書なんて初めてだ。
 忍耐力を試しているようなモノなのか・・・。

 ただ、この本は多く言葉に翻訳され、世界41カ国に版権を得て、北欧の数多くの文学賞を得ている、らしい。

 スタンダード・ジャズを聴きながらこんなブログを書いていると自分は本当は何をやりたいのか判らなくなってくる。
 
 こんな時には、旅に出るのが一番いいのだが・・・。

夏の雨

2013.07.29 風の戯言


 柏崎の花火は世界一 !

 夏の風物詩、海の花火も無事に終わり、さて夏本番、と思ったら翌日から雨模様。
 祭りの期間だけ晴らした俺の神通力も凄いが、多くの人に心から楽しんで貰えたようで、夏祭り応援団の1人として喜んでいる。

 今年は会社の連中が花火を生放送でインターネット中継し、花火を見れない介護施設の人達にも喜んで貰えたようだ。来年は、もっと本格的にライブ中継が出来ると素晴らしいと思っている。

 昨日、晴れ間の出た夕暮れの海を見に浜辺を歩いた。

 本当は若い美人と一緒なのが夢なんだが、自分よりも少しだけ若い妻と歩いた。介護施設から脱走してきた人に間違えられなかっただろうとは思うのだが・・・。