カサブランカ

2013.07.25 風の戯言


 庭に、今年もカサブランカが咲き始めた。

 多分、カサブランカだと思うのだが・・・、畑の柿の木の下に存在を誇っている。
 カサブランカ・・・その花の名の響きは、と言うよりモロッコの都市の名、と言うよりはあの映画の余韻がまだ漂っているのだろう。ハンフリー・ボガードとイングリット・バーグマンの、映画の筋は忘れたが、全体に流れる「空気」は、今も自分の一部になっているような気がする。

 自分の中の古さに、何処とも知れず彷徨う時がある。
 子供の頃からの劣等感と自己嫌悪がまた蘇り始めている。

 柏崎は今、夏祭りの真っ最中。活発な前線の真下で、今日も夕焼けの下で神輿が賑やかだったのだろう。明日は大花火大会。晴れて欲しい。

 カサブランカを想いながら、フランスの懐かしい音楽を聴いている。こんな時間も、またいいもんだ。

雲の風景

2013.07.21 風の戯言


 最近、雲の美しさに魅了されている。

 梅雨の合間の、淡い青空に遊ぶ雲の姿に散歩の足が止まってしまいます。通りかがりの人から見れば、少し危ない雰囲気かも知れない。

 それにしても、この時期の雲の姿を見つめているのは初めてのように思う。

不安定なお天気

2013.07.17 風の戯言


 安心、安全、安定と言うのが一般的な幸福を意味するのだろうが・・・世の中、中々そうはいかないようだ。
 昨日、7月16日は中越沖地震の日。あれからもう6年も経つのか・・・柏崎市内はその痕跡も見えないほど回復している。東北はどうなるのか・・・。

 あれ以来、淡い青空を見ていても、一瞬後に激震が来るのでは無いかと不安になったりする。

 子供の頃は、田島の毘沙門様の祭りには大雨が降り洪水が繰り返していた。遠い、思い出。

 垣根の朝顔が咲き始めた。

窓辺の黒竹

2013.07.15 風の戯言


 頭の中の柱時計の針が壊れて、時間も季節もボンヤリしてきている。少し慣れると、これもいいものなのだが・・・。

 7月も半ばになっていた。残念ながら3連休は天候も悪く、今日は空の半分が青空だった。地域の洪水の歴史から言えば、刈羽平野は水浸し・・・ナンテのが子供の頃からの思い出なのだが・・・もうすぐ梅雨明けかな。

 写真は今の北側の窓。
 隣の田辺さんから「灯の付いた窓の竹の陰も良いもんですね」と言われて始めて気がついた。
 久し振りにぶらりと「ぶどう園」に向かう山道を歩いてきた。小千谷で羽を休めていた西脇順三郎さんのように、気の向くままに「山本山」を散策してみたい。

健康検査が趣味 ?

2013.07.09 風の戯言


 先日、心臓の検査の「ハシゴ」をして以来、あっちこっち検査して貰うのが楽しくなって、今日は「脳」の検査をして貰ってきた。時折記憶喪失に近い症状が出るので「そろそろかな ?」と楽しみに「たむら脳外科クリニック」に行ってMRIを採ってみたけれど「異常は認められず」にガックリ !
 年相応に脳が縮小して来、「メモリー不足」はあるが海馬も大丈夫 ! とかで異常なし。ヤレヤレ・・・!

 明日は内臓の、と言っても胃袋程度だろうけれど内視鏡検査・・・これで終わりかな、と思ったら10年以上前に奥歯にかませた金が外れ始めている。何と言う事か !

 耳は難聴が進んでいるが、これは「処置なし」

 怒りっぽくなっているのは「歳のせい」

 まあ、人生の何たるかを少しは理解し始めたらしい。
 知っていたつもりだったけれど「すとん」と腹に落ちた。
 これはいいものだ。
 エネルギーが再燃焼を始めたらしい。 メラメラ・・・