春よ 来い !
昨日は新春句会。
作句よりも酒を優先させ楽しんでいるようではダメなんだろう・・・。
最近、また少しバテ加減なのだが・・・酒をや止めればそれでいい話だけど・・・そうは行かない・・・死ねと言う様なもんだ。
多少二日酔い気味のお昼近く、素晴らしいニュースが飛び込んできた。「日本で一番大切にしたい会社」の著者、坂本光司先生が今年もまた柏崎に来てくれるという。お願いしていたばかりなのに、新潟県経営品質協議会笹木事務局長のお世話で7月8日の来柏が決まったという連絡を頂いた。調子に乗って、身障者支援のNPO法人トライネット西川理事長と「社員の70%が身障者だという日本理化学工業株式会社の大山社長の話も聞きたいね」との話を笹木さんに伝えたら、ものの1時間もしないうちに「大山さんのOK」も出たとの電話。思わず電話口で泣き出してしまった。
人は何のために働くのか?
そんな問いの答えが見つかり始めたときに、何かが大きく動き出した。嬉しいね。
写真は今日の朝、信越線安田駅の西、明神の雪烏帽子。
ある小さなスズメの記録
文春12月号に載っていた梨木香歩さんのエッセイ「ある小さなスズメのこと」に心を奪われている。
『ある小さなスズメの記録–人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯』(クレア・キップス著 梨木香歩訳 文芸春秋社)の物語なのだが、障害を持って孵化したスズメの雛が、まだ羽毛も生えていない状態で親スズメに巣からホゲ出され、著者のピアニストに育てられ、家族の一員として誇り高く生きて、「生まれついての不自由な身体でありながら、長い生涯をつうじてくじけることなく闘い続け、ついに立派な休息を勝ち得た」、という。クラレンスとは彼の名前。第2次世界大戦の頃の物語だ。
短いエッセイではあるけれど、読みながら涙が止まらなかった。早速、本の注文をした。
68歳が過ぎて、生きる事の意味の深さをまた一つ見つけたように思う。人は生まれ、次の世代を育て、そして死ぬ。宇宙の広大さを知れば人の命なんて無意味に近いけれど、この年になって生き尽す事の重大さに目覚めたようだ。死に欲が出てきたのかな ?
外は、昨日と一転して寒い雪に覆われている。