大晦日近し

2010.12.27 風の戯言


 年は唯黙々として行くのみぞ 虚子

 時々、何かが妙に懐かしく思えたりする。
 暫らく前からそうなのだが、頭が「幸せ」回線に切り替わりつつあるのかも知れない。被験者としての自分をもう一人の宇宙人の自分が観察しているようで面白い。精神医学なのか心理学なのか良く解らないが、今までに読んだ小説にもあまり記載はないようだ。暫らく診ててみよう。

 年末までに、といわれた原稿が進まない。12000字、原稿用紙30枚分。「無理だな・・・」と呟きながらパソコンに向っている。その他に、申請書の質問60項目への回答、経営計画書の骨組み、チェックリストの要旨整理。安請け合いをして能力不足に喘いでいる自分が可笑しい。アメリカの大学院では週に2〜3000ページの原文を読み込み回答するのだそうな ! 修練の賜物とは言え、何かが違うのだろうな。それはもう叶うべくもないが、海を見ながら好きな本の世界に没頭したい、と思うこともある。酒を飲まなければ、叶うことでもあるのだが・・・。

年末大荒れのち晴れ後のち・・

2010.12.26 風の戯言


 ようやく体調が戻り始め、友を誘い出し夜の町に繰り出している。
 22日は、年末が忙しく自分の生前葬の日程が取れなかったのでせめてお通夜だけでもやろうと喪主の金子を連れ出し呑んでいる内に他の友と合体し賑やかな夜になった。
 24日のイヴは10年来の例会でお客様のOBと枠を超えた宴を晴らしていただいている。
 25日は大嵐の中、大切な友と大いに歓談させてもらった。何かしら「欝」が吹き飛んだような心地がする。

 今日は、文字通り昨日の嵐が吹き飛んだような晴天。

初雪の八石山

2010.12.16 風の戯言


 いくたびか雪の深さをたずねけり   子規

 角川の俳句歳時記を引っ張り出したら「雪」に子規の句があった。
 朝、会社に急ぐ車窓の、八石に初雪のかかった姿が美しかった。この風景が自分の句に纏らない !

暑過ぎた夏の後の雪

2010.12.15 風の戯言


 朝、出掛けに降り始めていた雪は、夕方になって勢いを増し、鯖石の我が家は30cm程になっている。なんていうか、昔の雪の降るパターンには形があったけれど、現代の雪は何となく振ってくる。戸惑いもなくあっさりと降り始める。面白味がない。
 一丁前に「ドスン、ドスン」と屋根の雪が落ち、昔言葉では「ナゼがつく」というんだけれど、本格的な冬の到来を覚悟しなけりゃならない時期に来たようだ。

 今日は柏崎商工会議所の「常議員・参与合同懇談会」。会頭他役付き7名、参与16社、常議員22社事務局5名、計50名の会議と懇親会、楽しく愉快な会だが、特定の人と突っ込んだ話をしようとすると脇から邪魔が入って、誰とどこまでの話をしたか覚えていない・・・それでいてお酒を注ぎに行けなかった人の「不躾」が気になったりして・・・若いときと違ったストレスが残る。まぁ、これも生きる猛烈なエネルギーにはなる。なんてことは御仕舞。
 東電の横村所長との花火談義は楽しかった。我が社の「尺玉10発同時打ち上げ」を記憶に残しておいてもらって嬉しかった。来年もやろっと!

冬将軍が来る。

2010.12.13 風の戯言


 秋の天気は「女心と秋の空」
 変りやすい秋の空もこ今年は少し乱調気味。
 高速道路の温度計も [7.C」まだ雪は降らない。
 まだ、もちょっと雪は待ってよ。