野焼き

2010.04.20 風の戯言


 輪廻転生を信じるか、なんて話を友人としていた。

 俺は、それは無いと思っている。そんなことを信じたら、生きることは楽でもないものになってしまう。人間は死ぬことが出来る、それはとても幸せなことだと思う。
 
なんか、最近同じようなことを書いている、な。

 鯖石川の堤防の野焼きが始まって、ホントの春が来る。
 コミュニティ・グランドの桜も膨らみ、ボンボリに灯の入るのも間近だろう。

 待ち焦がれた春は嬉しくもあり、両親祖父母の命日が皆この時期に集中しているので、もう60年近くにもなるのに、未だに心が沈む季節でもある。
 今のところ自分の死には何にも気にならないが、人の事は何故か切なさを感じる。

 頑張ばらにゃならん事情と、衰えた気力のはざ間で欝になりかけている。
 魅力的な女性の色気に、時折失神しそうになりながらも理性を失わないでいる自分の知性 (痴性?) にストレスが溜まっている。
なんのこっちゃ !

春?

2010.04.18 風の戯言


 1週間が飛ぶように過ぎて行く。

 この歳になって、それは幸福以外何ものでもないのだろう。

 写真はそんな日常の中の、束の間の安らぎ。

春は足踏み

2010.04.15 風の戯言


 桜も咲き始めたのに、春は本格的にならない。
 八石の山が雪化粧して、魅力的な朝だったけれど・・・

雪割草

2010.04.10 風の戯言


 4月10日を迎えると、様々な想いが去来する。
 狭心症による父との突然の別れ。その現実を受け入れられないまま二十歳が過ぎていった。時たま、年配の人たちから石塚佳吉の話を聞く、そんなことも無くなった。58年という実感のない時間が頭の中を過ぎて行く。

 昨日はまる22年の会社創立記念日。
 大勢の素晴らしい社員と巡り会うことができ、口を飾ることもなく、本当に凄く幸福な人生を過させて貰っている。心の底から嬉しいと思う。
 そんな皆と、会社でささやかなパーティを開いた。

 そして、昨日はまた新潟産業大学寄附講座「ビジネス・モデル・デザイン」の初日。岡本先生の感動するような講義に、1時間半が過ぎていった。多くの仲間にも恵まれ、歓迎の宴も遅くまで続き、充実しすぎて怖くなるような一日だった。
 
 コレもみんな親父の見守りの中なんだろう。

 じょんのび村の風呂の帰り、近くの山際に咲く雪割草を発見。なぜか、今までない感動の中でしばし落ち葉の中の小さな花に見入った。
 
 こんな時間もあったのだな。

赤い夕陽の八石山

2010.04.08 風の戯言


 今日は4月8日、花祭り、お釈迦様の誕生日、ホントかな?

 会社からの帰路、八石が夕陽に赤く染まっていた。
 庭の梅にも、鳥達が食べ残した花が付き始めた。
 やっと、春が来たのかもしれない・・・。

 生きる、って素晴らしいことなのだな、と思う。
 そして、人は死ねる、ってこともそれ以上に素晴らしいことなのかも知れない。

 生きていることに疲れたわけではないが、そう思えることは幸せなんだ、と思うようになった。
 全ては試練、そんなに肩肘張ることでもないが・・・。