不毛地帯 

2009.11.23 風の戯言


 山崎豊子の世界に沈殿している。
 「沈まぬ太陽」は随分と以前だが、先日は「運命の人」に出会い、同時に何気なしに買い求めた「不毛地帯」に感動し、時間を作っては本の世界に没頭できた。
 テレビドラマがスタートしていることを知らないで居たが・・・本を先に読んじゃうとテレビも映画も詰らなくなる。

 文庫本の4巻に
 「仏教の根本は、一言で解りやすく言えば、共生(ともいき)の精神だ。
 自分の為にだけ生き方ではなく、自分の生き方が人に感銘を与え、人に幸せをもたらす自他共に生きる共生(ともいき)のこころが存在しなければならない。
 自分の執着、執念だけで動けば、自分を縛すると同時に、相手をも縛することになり、修羅の世界に没してしまうことになる」
 自利利他、菩薩行ということなのだろうが、久し振りにこんな言葉に出会え、今も感動が続いている。

高橋和子 大江戸写真展

2009.11.21 風の戯言


 20日から東京・六本木の「富士フォート・サロン」で幼馴染の高橋和子さんの写真展が開かれている。
 19日、飾りつけの日に様子を見に行ったら富士写真フィルムの片倉さんに出会った。久し振りに旧交を温め、会社の写真館顧客・販売管理システム「ハイッ ポーズ!」の販売を富士フィルムさんで取り扱っていただいた御礼を申し上げました。人のネットワークとは素晴らしいものですね。
 26日まで

秋風愉し

2009.11.16 風の戯言


 日曜日は久し振りに愉快な風が吹いていた。
 予報では雨だったけれど、青空に早い雲が流れ、風が紅葉を奪っていった。「愉快」というのは秋の日差しとまだ温かい風が何とも快かった。
 夜は市長後援会の集まりがあり、会場には久方振りに見る顔が多く、つい話が弾んでハシゴしてしまった。しかし、もう酒は程々にしておいた方がよさそうだ。

 週末には娘家族が泊りに来る。
 娘の娘はもう直ぐ1歳3ケ月。あの風の中を散歩をせがんで古女房と公園で遊んでいたようだ。元気に育て !

京都・奈良の旅

2009.11.14 風の戯言


 今年は結婚37年、だそうだ。へぇ−、恐れ入れいります。

 そんな訳で、妻に牽かれて今年も京都・奈良の旅をしてきた。2時過ぎに京都に入ったのでタクシーを奢り竜安寺、仁和寺、金閣寺を駆け足で味わい、暗くなって奈良へ。
 翌日の奈良は唐招提寺から薬師寺まで散策し、タクシーに奈良シルクロード博記念館と指示したら自分だけ納得して奈良国立博物館へ。仕方なしに興福寺から駅裏のホテルまで散歩になった。時にはこんな間違いもいいものだ。それが旅・・・?
 体中のエネルギーが枯渇したような状態での旅は、牛に牽かれてやっと歩いているような感じで、あまり興味が湧かない。ぞろぞろと年寄りばかりが大勢で、俺達みたいな若者は居ない。修学旅行の子供達はブスばっかりで・・・。

 それでも2日とも雨もなく、紅葉が美しく、奈良は疲れ切った我が身を温かく迎えてくれていた。感謝 !

今年はまた格別な・・・

2009.11.10 風の戯言


 急に思い立って「松雲山荘」を訪ねてきた。
 今年はまた、思いのほか「赤」が綺麗で、僅かな時間だけれど「秋を満喫」してきた。

 夜のライトアップは素晴らしいのだろう。

                              夢のまた夢の果てなる秋が行く。
                                                     オソマツ

 写真マニアの友人が「貞観園」には「黄」が多く「赤」がなくて寂しい、と。 紅葉と黄葉と緑のバランスが取れて秋の美しさはあるのかも知れない。人もまた然り、か。