武蔵丘陵森林公園
運転中、瞬間的記憶喪失状態になり、「ヤバいぞー!」と慎重運転に切り替える。事故を起こすときは、妻を脇に乗せているとき。
3回ともそうだから、神が「気をつけろ」と注意しているのだろう。
単独での長距離は好きじゃないが気楽で良い。
だから京都日帰り、約1000キロは何とかなる。
今回は雪の三国越えと東松山で公園を散策し、ホテルが見つからずに「え−っ、帰ってしまえ!」で元来た道を戻り、ただ三国峠の雪が心配だった。
午前中は反対車線50キロくらい渋滞していた。
少し遠回りになるけれど信濃路を回ってきた。
「春めいて 佐久の草笛 聴こゆかな」なんて駄句を作りながら走った。
「信濃路は雪の浅間と雑木林」あぁ、これも良いね。
妙高は吹雪で前が見えず、高田は少し楽、新潟方面は横殴りの雪、米山を超えると静かになった。
関東の雑木林と空の色は良い。
これが見たくて建設業を辞め、コンビュータ会社なら許してもらえるだろうと、甘く考えていたけれど、実現したのはつい最近。もう30年も待ったことになる。建設業を入れると、50年近く、藪の中を枯れた葉っぱを踏みつけながら歩いて見たかったのだ。
カサカサと言う乾いた音から、いろいろな思い出が吹き出してくる。
「老兵は死なず、ただオロオロ林の中を歩きたい」
カラマツの林や、名も知らぬ木々達が
いろんな事を話してくる。
娑婆の根底が崩壊し始めている。
しかし、驚くほど単純なパターンで、驚くほどメンバーも同じで、話すことも、飲む酒も同じだ。
まだ、新年の内だから「明けましておめでとう」も同じだ。
今年はギリシヤの選挙の結果によりEUが大きく変わる。うまくやらないと地球規模の経済動乱につながり、やっとこさ支えていた「和平」が虫食いから崩壊に進む箭も知れぬ。
東京・東海の地震予測が「明確な予測値」を発表し始めた。
カウントダウンが始まっているのかも知れない。
その「予測」の中でどうするのか ?
人生とは何か ?
只一度の人生をいかに生きるべきか ?
石塚流「酒乱製人生論」では、その問いは「うまい酒を飲むためにいかに生きるか」に置き換えられる。
1.うまい酒を変える多少の経済力、と
2.うまい酒を更に旨くする、酒に捧げる「蘊蓄」と
3.時間を忘れて、酒を楽しめる仲間達
酒には万物の霊が宿る。
その霊と、静かに杯を交わす事が出来るのは、至福である。
東京ブラックアウト
特に「東京ブラックアウト」
柏崎原発がフクシマに次いで爆発し、暗澹たる未来を描く小説。
著者は「原発ホワイトアウト」の若杉冽。
東大法学部卒、現在主要官庁のエリート、本名は不知。
フクシマが解決していないのに、何故柏崎原発の再稼働を急ぐのか?・・・。権力の裏側を実況中継のように書いている。楽でもない小説だ。
久し振りの晴天に誘われて鯨波に海を見に行ってきた。
写真の、松の向こうに、原発が見える。
10日ほどで節分、春も近くなった。
夜、外に出てみれば星達が見える。
何故か、星を見るとホッとし、気持ちが温かくなる。
明日は、いや明日もきっと良いことがある筈だ。