庭の来客

2012年06月29日 風の戯言


小さな庭だけれど、いろんな来客がある。
雀や鳩、名も知らぬ鳥たち、そして毎年「クロアゲハ」が来ては「元気だかね?」と声を掛けていってくれる。

今日は玄関口の躑躅の枝に揚羽が遊んでいた。
写真を撮り、車に乗り込むと後を着いてくる、「危ないから庭にいろ ! 夕方戻るからな」と声を掛けると畑の方にも取っていった。
夜になって、チェアに腰掛け暗い空を見ていると、蛍が1匹庭木の上で円を描きながら遊んでいる。「おーい、こっちに来いや」。暫く飛び回っていって公園の方に消えていった。

蛇やカエルはいなくなった。
蝉はまだ来ている。

何かが変わってきているんだね。

梅雨入り ?

2012年06月10日 風の戯言


 新婚社員がバリ旅行を企てていた。

 老人の要らぬお節介で、旅先で何かあったとき助かるのが「医者」。1人バリを楽しんでいた時、ふと思いついてジャカルタの山田君に頼み「バリ・タケノコ診療所」を開院して貰った。本拠はジャカルタのインターコンチネンタルホテルの中にタケノコ診療所が有り、貧民街に分院を創ったとの由。ジャカルタのお金のない人達のための医療行為。彼らしくて、こんなことをやってしまう男が好きだ。

 バリの独特の文化、気候が好きだ。
 最近、行けないなぁ・・・。 

 新潟は梅雨入り?

ハーフ・ゴルフ

2012年06月02日 風の戯言


 何年か振りでゴルフをしてみる気になり、妻と二人で裏山の黒姫カントリーに出かけてきた。体力も気力も金も失せていたのでここ2-3年は素振りすらしていない。
 なのに、なのにだが、OBもスコアも昔通り。相変わらずの「メチャメチャゴルフ」、進歩はともかく、さほど退化もしていないとはどういうことか?

 結局、最低レベルのゴルファ−ということか!

 ただ、このゴルフ場は山に囲まれ、周りに民家み見えず隔離された雰囲気を楽しむことが出来る。周りは、今を生きずく若葉が一番美しい時期で、林の木立といろいろな話が出来る一番楽しい時期でもある。

月光

2012年06月01日 風の戯言


 部屋に月の光が差し込んでいる。
 優しい、こんな光を感じたのは随分と昔のことだ。
 偶には、電気を消して月光を楽しむのも良いもんだ。

 堪らずに庭に出て、寝椅子に横たわり天を眺めている。
 月の光と、星の明かりと、不思議な存在の天空が輝いている。

酒を飲みたくない病

2012年05月29日 風の戯言


 酒が飲みたくなくなってから2ケ月近くになる。
 痴呆症は相変わらずだが、自閉症は少しづつ治癒しているようだ。昨日も岩下尊弘画伯のパーティに出席し、アルコール抜きで最後まで歓談できた。
 途中、突然にスピーチを指名され、今は亡き越後タイムス吉田主幹の話を交えて、昔の思い出を語り、80歳、画業一筋35年、70回目の個展を祝うことが出来た。

 45歳で、サラリーマンから画家への転向は、同じ年で土方からコンピュータ屋にトラバーユした自分を見るようで、嬉しかった。

 学生時代、サマセット・モームの「月と6ペンス」でゴーギャンを知り、後年40歳で家族を捨てタヒチに新天地を求めた生き方に魅了された。ゴッホとの出会いや熱情的な生き方、風のような自由主義に憧れていた。若かったなぁ・・。

 与えられた人生をただ平穏に生きることも大切だろうが、ただ一度の人生、思いの丈を生ききることが肝要なんかも知れない。

 片田舎で、平穏な夜が過ぎていく。