初雪の八石山

2010年12月16日 風の戯言


 いくたびか雪の深さをたずねけり   子規

 角川の俳句歳時記を引っ張り出したら「雪」に子規の句があった。
 朝、会社に急ぐ車窓の、八石に初雪のかかった姿が美しかった。この風景が自分の句に纏らない !

暑過ぎた夏の後の雪

2010年12月15日 風の戯言


 朝、出掛けに降り始めていた雪は、夕方になって勢いを増し、鯖石の我が家は30cm程になっている。なんていうか、昔の雪の降るパターンには形があったけれど、現代の雪は何となく振ってくる。戸惑いもなくあっさりと降り始める。面白味がない。
 一丁前に「ドスン、ドスン」と屋根の雪が落ち、昔言葉では「ナゼがつく」というんだけれど、本格的な冬の到来を覚悟しなけりゃならない時期に来たようだ。

 今日は柏崎商工会議所の「常議員・参与合同懇談会」。会頭他役付き7名、参与16社、常議員22社事務局5名、計50名の会議と懇親会、楽しく愉快な会だが、特定の人と突っ込んだ話をしようとすると脇から邪魔が入って、誰とどこまでの話をしたか覚えていない・・・それでいてお酒を注ぎに行けなかった人の「不躾」が気になったりして・・・若いときと違ったストレスが残る。まぁ、これも生きる猛烈なエネルギーにはなる。なんてことは御仕舞。
 東電の横村所長との花火談義は楽しかった。我が社の「尺玉10発同時打ち上げ」を記憶に残しておいてもらって嬉しかった。来年もやろっと!

冬将軍が来る。

2010年12月13日 風の戯言


 秋の天気は「女心と秋の空」
 変りやすい秋の空もこ今年は少し乱調気味。
 高速道路の温度計も [7.C」まだ雪は降らない。
 まだ、もちょっと雪は待ってよ。

坂の上の雲

2010年12月04日 風の戯言


 「坂の上の雲」に流れるサラ・ブライトマンの「Stand Alone」が何処からか聴こえてくる。人間の寂しさと必死になって放すまいとしている「何か」を、あの透明な、人の声とは思えないソプラノが鷲づかみにしてくる。
 司馬遼太郎の「坂の上の雲」−日露戦争の旅順口-第2回旅順港封鎖作戦に「千代丸、福井丸、弥彦丸、米山丸」の船名が出てくるが弥彦丸、米山丸は柏崎と縁の深い小樽の板谷商船の船であったという。越後タイムス前主幹吉田昭一氏から聞いていた話で、いろいろな資料で確認している。
 貴族院議員、参議院議員板谷順助は柏崎市四谷の出身。

 話が逸れた。
 「まことに小さな国が、開花期を迎えようとしている」
 この本の冒頭に書かれた一行だが、歴史を振り返ってみると、現在が如何に多くの困難を乗り越えてきたかが実感させられる。生成発展、この言葉の深さ。

 明治維新が1868年
 日清戦争が1894年(明治27年7月〜28年3月)
 日露戦争が1904年(明治37年2月〜38年9月)
 一次大戦が1914年〜1918年
 二次大戦が1938年〜1945年
 そして2010年が間もなく閉じようとしている。

今日から12月

2010年12月01日 風の戯言


 久し振りの東京会議を終えて家に辿り着けば、満天の星が我の帰りを待っていてくれる。しばし夜空に魅入り、人の繋がりの温かさに感謝。この仕事を始めて20年近くの付き合いから来る信頼感の蓄積とは、やはり有難いものだと思う。今日は建設システム課配野君の誠実なネットワークが実り始めたところ、もう少し見守ろう。
 新橋の林立する素敵ビル群のひとつに忍び込み、41階のフロアから見る風景は町抜群。御馳走になり地上に降りたら「写真の世界」、何処だかわかんないけれどいい風景。
 本当は表参道のエルミネーションも見たかったのだが、これは後の楽しみ。12月になって、東京の魅力が爆発しているようだ。