一緒に月見をしようよ !

2009年11月05日 風の戯言


 部屋に蝋燭を灯し、窓辺の椅子で庭を見ていると切ない程の昔に引き戻される。月明かりに庭の芝や木々が美しい影を創っている。

 月明かりが、こんなにも明るかったのか、と驚く。
 よく、「昼間のように明るい」と言うけど、なにやら物悲しさ・・・子供の頃から忘れていた月の灯りの物悲しい光に惹かれてしまう。

 物悲しく香を焚き、物悲しく音楽を流し、物悲しく酒を飲む。

 忘れていた俺の寂しさに目が霞んで来る。

 俺は一人。それが俺。宇宙を漂う小さな浮遊物。それが俺。心配するな。

 月明かりと音楽が俺の中で交じり合い、どう表現していいのかわからない悲しみらしき香りが漂い流れて行く。

俺は河原の枯れススキ!

2009年11月01日 風の戯言


 30日は秋晴れに誘われて野尻湖まで足を伸ばしてきた。休日の高速も次第に落ち着いてきて、今は従来どおりに戻ったような気がする。単線、複線が交互になる長野道も左一車線のような運転で流れている。マナーの遵守は大したものだ。
 信濃町で下りて黒姫高原を目指し、紅葉を満喫して野尻湖に向かう。朝食を食べて無いので水辺のレストランでモーニングが食べたかった。体が本調子なら飯縄高原にも足を伸ばしたかったのだが・・・自宅に午後から来る孫の顔も見たいし、他は車窓から秋を見回すだけ・・・で満喫。帰路を急げ!
 お昼過ぎに家に着き、じょんのび村で温泉に浸かり、夜は家族揃っての夕飯。
 11月1日は旧中鯖石村の農業感謝祭。家の前のコミュニティ広場が各集落の屋台村に変身、野菜や果物、切花に饅頭なとが夫々売られていて、久し振りに村の人たちと話に花を咲かせていた。やはり此処は良いところだ。
 
 何とも心温かい場所に戻ってきたようで、嬉しい一日だった。

柏崎の夕陽

2009年10月28日 風の戯言


 今日は素晴らしニューズが飛び込んできた

 「東芝は28日、電気自動車などに使うリチウムイオン充電池「SCiB」の新工場を、新潟県柏崎市に建設すると発表した」
 柏崎にとって久々のビックニュースで喜んでいる。多分明日の新聞で大きく取り上げられ、明るい笑顔が町に溢れるのだろう。「さらなる未来へ」大きな一歩 !

 夕刻、風に誘われて久し振りに海を眺めてきた。
 こんな海をせめて半日、静かな海岸で眺めていたい。

 写真左に米山さんが夕陽に浮かんでいる。
 先日米山登山をした中山さんは途中まで車で行かれるので40分くらいで山頂に着けた、とか。でも、いい眺めでした、と。柏崎高校還暦同級会のイベントだったらしい。

鯖石ロードレース

2009年10月25日 風の戯言


 「鯖石ロードレース」が開催されていた。
 今年も400名ほどの出場者があり、35回を数える大会を秋晴れの空が寿いでいた。
 自宅近くの「鯖石コミュニティ」が本部になるので観戦に出ている。80才を過ぎた「友人」が「俺も走る」と特異顔で言っていたのが癪に障った。頑張れよ !
 
 娘と孫とランと古女房と、久し振りに近所の人たち地域の人たちの笑顔が見れて幸せだった。

鯖石の道

2009年10月24日 風の戯言


 秋の北陸路を走り、秋の信濃路を走り、秋の魚沼路を走り、今日は海岸線を寺泊まで佐渡を遠くに見ながら走ってきた。これで、この秋の車での旅は終わりにしていい。

 暫らく振りに見る風景は、以前と少しも変らず、忠道行く人の少なさに時の移ろいをしみじみと想う。

 この1週間はお天気も良く、空の色が殊更に良かった。朝焼けと夕焼け、雲ひとつ無い秋晴れの空が嬉しく、昼食時に田圃の真ん中の道に車を止め、リクライニング・チェアーで過ぎ行く秋の風を楽しんでいた日もあった。いいもんだ。

 じょんのび村の温泉に浸かり、マッサージをして貰い、気分まで軽くなって家路に急ぐ空に夕焼け雲があった。

 穏やかに、秋の日が過ぎて行く。