風になれ!
大袈裟かもしれないが、此処何年かの休日は家でベッドに縛り付けられているような生活だった。休日は疲れて何もする気力が起きない。身体を休めて月−金を充実させる、そのことだけに意を用いてきた。
しかし、これはよくない。土日休日にもストレスを与え、活動が竦んでしまっている。
体調が優れないのは自分の考え方が間違っているからだ、と覚悟し身体を休め、元気な時間を遊ぶことに振り向け始めている。とは言え、昔の自分にはまだまだ戻れない。時間が必要だ。
18日は村祭、ならば、と17日に意地で塩沢から松代を抜けて帰ってきた。素晴らしかったのは芝峠温泉から栃が原に抜ける山稜の道。黒姫をjを間近に眺めながら、振り向けば魚沼の山々が見える。
少し広いところに車を止め、リクライニング・チェアーを取り出して風に吹かれて黒姫山を見ている。
誰かが後ろから語りかけている。
「石塚、風になれ! もう一度風になれ! 昔の、自由な風に戻れ ! 」と。
「俺はもう一度風になる! 自由な風になる!」
体力を元に戻し、また酒が飲めるようになる。
もう、のんでんのか ? ・・・・
鯖石の秋
歳の性なのか、はたまた酒の性なのか、頭の回転がエンスト寸前に落ちている。自覚症状が残っているだけに、それがストレスとなって気力を沈めている。よくないね。
整体に行って、「何処が凝っていますか」と聞かれ「頭と心」と答えると笑って取り合ってくれない。「面白い人 !」
多少、ウケを狙いそんなサービスをしてしまう自分が時々嫌になってしまうのだが・・・これもDNAのの仕業か?
仕事を休んでリハビリを楽しんでいる。
改めて、鯖石の秋の美しさに放心状態に近い感動を覚える。心を開放すれば、もっとこの美しさは増すはずと思う。
来春からの新潟産業大学寄附講座の準備が進んでいる。大学で経営品質の授業が開始されれは日本では最初の講座になるとの事。実現させたいし、出来れば本当にうれしい。
有坂君結婚式
10月3連休の中日11日は当社NWシステム課有坂君の結婚式に招かれ楽しい一日を過した。
お祝客は実家別俣や嫁さんの親族は善根など、よく見れば身近な人ばかりで、花嫁花婿そっちのけで昔談義に花が咲いてしまった。花嫁の友人達は施設で働く人たちが多いようで温かさが会場に充満していた。いいもんだ。
祝言の余韻に浸りながら、香を焚き静かな時間を迎える。いつの間にか秋の農作業も終わり、脱穀や精米の音も粉塵も定まり、虫の声すら聞こえない[秋]になっていた。
静けさに身を沈め、忘れていたものが舞い戻ったようで、豊かな気持ちで香と遊ぶことが出来る。いいもんだ。
現代のビジネスの世界はスピードと利益が主体の病であるけれど、それが主舞台で演じられるのがルールだが、舞台を下りたら[日本の時間]がまだあるのだよ、それを大切にしたい。週刊新潮に連載されている「橘花抄」葉室麟の文章がいい。ストレートでなく、回りくどいけれど二重にして受け取り2面から理解をする。濃密な人間社会の傷をつけない生き方、ナンテもう忘れ去られていた。自分だけが・・・か?
気がついて書棚を見たら目も通して無い経済書がずらりと並んでいる。読書の分野を変えねばならないようだ。